やっと録音した2006/12/06 07:30

昨日の夜、名古屋コンクールの曲をやっと全部録音してみた。先月に忙し過ぎて指がどんどん動かなくなり、一時は棄権することも考えたが、何とかまとまってきた感じ。とか言っても、12/10はもうすぐ目の前。ああ、、、ダンサ・モーラが弾けない…。
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/temp.html

名古屋の顛末2006/12/11 03:18

今日は予選演奏順が2番目だったので、自分の前後以外のすべての演奏を聞いた。で、確実に通るだろうという人が2人、他にこの人も普通は通すだろうという人が3人。この時点で、自分は本選に残る可能性が0ではないとは言え、まずダメだろうと思った。そして二次会である審査員に聞いたところによると、私は決選投票で負けた結果、最後の一人に選ばれなかったそうだ。自己予想通り、すれすれだったわけだ。実際の本選出場者実は、「普通は通すだろう」と思った3人のうち一人が脱落し、その他は予想通りだった。

一応本選の結果を書いておくと
1位 山崎拓郎さん
2位 井上仁一郎さん
3位 荒木 義彦さん

他の本選出場者は赤壁絵里奈さん、萩野谷英成さん、近藤慎也さん。

私の採点では井上さんが1位、山崎さんが2位、そして3位は赤壁さんで4位が荒木さんだった。とは言え、山崎さんが1位と言われても全然違和感はない。それだけ僅差だった。また3位と4位もかなり僅差だったそうだ。名古屋コンクールの採点は、私の好みとそれなりに似ているようだった。
*********
今回の敗因は、3週間ほど前にまるっきり弾けなくなったことにある。最後の2週間で運指をさんざん替えてなんとか弾けるようにしたが、やはり無理があったということだ。それでも、全く会ったことのない出場者がわざわざ近寄ってきて「すごくよかった」と言ってくれたり、他の知り合いが「コンサートを聞きたいのはあなたです」と言ってくれたのが救いだ。今回の指の調子に関しては奥深いものがあり、近いうちに「iの歴史(笑)」ということでまとめたいと思っている。

しかし、そんな状態であっても、今回は自分を出すことができたし、演奏も難所は間違わず、その他の箇所で細かいミスを繰り返しただけだった。まあ、その他にも難所を、コンクールならこう弾いた方がいいだろうということもあったので、落ちたのは仕方ない。でも重要なのは、今回の演奏はそれなりに納得しているということだ。

今年、クラシカルギターコンクールの数週間前に、自分のiのタッチはどうもおかしいということでそれを変えた。クラシカルギターコンクール自体は前のタッチも活かして受けたが、新しいタッチだけで受けた8月の大阪のコンクールは最悪だった。10月のスペインギターコンクールはそれなりに自分を出すことができてきた。そして、実は11月にまたiの指が転機を迎える出来事があった。実はこのiは、一度壊して、ギターを辞めるきっかけになった指なのだ。それが起きたのは11月2日だった。おそらくこのときの出来事がきっかけで、11月3日以降、極端にギターが弾けなくなったのだと思う。これについてはまた「iの歴史」に詳しく書くことになるだろう。それにしてもこの11月2日という日は、私のこれからの人生にとって、忘れられない日となることだろう。

そんなわけでダメだったのだが、気分的には吹っ切れている。そろそろ、コンクールではなくコンサートをする時機だと思ってきているのだ。細かいミスは、これから指が慣れてくるに従ってなくなっていくだろう。それよりは、コンクールのプレッシャー、そして指が動かなくなったプレッシャーの中でも自分を表現できたというのが、とても自信となっている。そう、今回のこの条件の中でも自分を出せたのだ。

タイトルが欲しかったというのは確かだが、今回のコンクールはそれ以上のものをつかんだ気がする。ちなみに私は、本来なら人前に出せない演奏を弾ける場としてコンクールを選択した。そして5年。今日の演奏は、それなりに恥ずかしくないものだったと思う。普通ならこれくらい弾けてから初めてコンクールに出るのだろうが、私はこれを機会に、自作とスピリチュアルな話を中心としたコンサートギタリストへと変化していこうと思う。その最初となるのは12/27のクラスタのコンサートだ!

ライブ告知2006/12/20 15:16

再告知と新しい告知です
12月27日(水)19:30開演
場所:クラスタ
チャージ:1500円+500円のドリンク×2
※確実に座りたい人はあらかじめクラスタに予約を入れてください

<前半予定曲>
リュート組曲第一番よりプレリュード/バッハ
椿姫の主題による幻想曲/アルカス
ゴヤのマハ/グラナドス
カタルーニャ/アルベニス
グラン・ソロ/ソル
アメージング・グレイス変奏曲/自作

<後半予定曲>
Can't Buy Me Love, Please Please Me, In My Life
Norwegian Wood, Yesterday, Hey Jude/ビートルズ
Illuminationsより/自作
その他ポピュラー
1月27日(土)14:00開演
場所:ガルリエ道
チャージ:A前売り券2000円(ワンドリンク)/B前売り券3000円(ランチコース)
(当日券はAのみで、2500円となります)
※問い合わせ先はちらしをご参照ください
PDF版ちらし
画像版ちらし

松田君と熊谷君の二重奏2006/12/24 07:29

昨日はクラスタで、今をときめく若手、松田弦君と熊谷俊之君のライブを聞きに行った。ぐだぐだのゆるいMCでなごみながらも、演奏はさすがだ。特に一部の最後にやったソルの幻想曲op54、二部の最後、ガケールのチェックメイトが面白かった。

二人はそれぞれに持ち味が違い、なんとなく絹ごし豆腐(=松田)と木綿豆腐(=熊谷)のような感じ。ただしまだ、「この豆腐は一流の職人が作ったのか。あれ、やっぱり違う? うん? 実際どうなん?」というところが見える。これから二人とも「絹ごし」と「木綿」の枠にとどまらず、究極の豆腐になって欲しい。

ちなみに今回二人は、私の二重奏曲「Guitar」をやってくれたのだが、私が観客席から重しを載せ過ぎたのだろうか。二人なら簡単に弾けるはずの曲なのに、急いで水を切った豆腐くらいに堅くなった演奏だった。今度また、水分を十分に含んだ状態で聞きたいものだ。ちなみにこんな曲。
http://www.spiritmusic.net/MP3/Guitar.mp3

それにしてももうすぐ27日。このクラスタでやる初めてのソロライブ。暗譜だけが心配だ…。

再デビューライブが終わりました2006/12/28 01:52

今日のライブに来てくれた方、ありがとうございます。
また、ライブに来たかったのに来れなかったという方、ありがとうございます。

会社勤めの人は忙しいまっただ中、自由業の人は忘年会か田舎に帰っているという難しい日を選んでしまいましたが、それでも来てくれた10人の方にはひたすら感謝です。

再スタートの今日は、一応派手にこけることはなく、何とかスタートを切った感じです。これで、これから演奏活動をやって行く決心がつきました。

ところで、友達の紹介で今日初めて会ったピアニカの人と、また2/27(火)にクラスタでライブをすることになりました。今日ちょっと合わせてみましたが、ピアニカというのは本当にいい楽器です。

12/27に続いて1/27, 2/27となぜか27日ばかり、覚えやすい日のライブになってしまいました。2/27は自作の「七つの夢」をピアニカとやる予定です。今日来られなかった皆さんも、是非来てください。ピアニカの可能性には本当に驚きました!