久々にソロ曲を書いた2008/07/01 23:00

先日さる若手ギタリスト(猿ではない)に「やさしい小品を書いて」と軽く言われ、「ああ、いいよ」と軽くOKし、そして3週間ほどしてその曲ができた。4分ちょっとの小品。自分の作品としては今までで一番ギターらしい曲かもしれない。

明日それを松○○君に見せる予定。気に入ってくれるといいのだが。

ギターについて最近やっとわかったこと2008/07/05 14:39

昔のフォームはいつもamiの第二関節を90度近く曲げていた。今となってみるとそれはそれで一理あったように思う。今更後戻りはできないし、するつもりもないが。

2004年から指を自然なカーブになるように伸ばし始めて、いろいろなことがあった。その内容が最近やっと分かって来たように思う。すべてはamiの長さの差をどう吸収するかにかかっていた。私の場合miの長さの差はちょうど1cm。この差を吸収するのに和音とアルペジオ、スケールで、皆バラバラの吸収方法をとっていたため、この3パターンのフォームが違ったのだ。これらのフォーム統合が、自分でも意識しないのに自然に始まり、昨年5月に和音が弾けなくなり、11月からスケールがおかしくなって来たのだと最近理解した。

11月頃から、スケール自体は結構速く弾けるのに、その前にスケール以外の動きがひとつでもあると、ものすごく手が固まってスケールが全く弾けなくなるみたいな症状が出始めていた。今年に入ってその問題に真っ正面から挑んでいたのだが、正直最初は何が起きているのか全然分からなかった。それが本当に分かって来たのはついこの2ヶ月ほど。要はアルペジオとスケールを、無意識に全く同じ感じで弾きたかったようで、それがやっとこの二週間ほど実現できて来た。

フォーム統合がばっちり決まったときは、「ああ、だからみんなあんなに速く弾けるんだ」と納得の動き。でも、統合がいまいちうまくいっていないときの手の動きと、統合された手の動きはほとんど見分けがつかないし、まだ速い曲で気を抜くと「うっ」と手が固まってしまうときがある。

ギターの道は奥が深い。

LECGC2008/07/10 00:15

Lets Enjoy Classical Guitar Concerts
日本語では「クラシックギターコンサートを楽しむ会」

ここは年に数回、会員のため(一般も聞けるが)のコンサートを企画する。普通のコンサートと違うのは、アマチュア一名とプロ一名を呼ぶことだ。今までに数回、マイミクのプロの方、アマチュアの方の演奏を聴きに行ったことがあるし、今月も聴きに行く予定。

で、ここからが本題。9月末のそのコンサートに出演依頼されてしまった。しかもプロの枠で。向こうもどちらで呼ぶべきなのか悩んだそうだが、中学でギターを教えてお金を得ているからプロ枠で問題ないだろうとのこと。ふっふっ。すごいプレッシャーだぜ。

対抗馬(?)のアマチュアの方は加納英夫さんといって、2003年第4回全日本アマチュアギターコンクール第1位らしい。その人より面白くなかったと言われないようにしなければ。ここは弾きたい曲よりも弾ける曲のリストアップだ。

ちなみにLECGCのHPは下記の通り。
http://homepage1.nifty.com/lecgc/

弾けなくなった曲2008/07/21 22:34

プレリュードホ長調(M.ポンセ)
ロジー伯の墓(L.ヴァイス)
主題、変奏と終曲(M.ポンセ)
4つのアジアの歌(編曲:冨山詩曜)
アメージング・グレイス変奏曲(冨山詩曜)

9/28のLECGCのプログラムをこんな風に決めてみた。

「主題、変奏と終曲」を弾くのは2003年以来。この曲はクラシカルの本選課題曲だった。今回久々にさらってみたら、面白いくらいの現象が起きていた。当時どうしても弾けなくて、聞き苦しくないくらいになんとか収めていた部分は、今とても簡単。しかし、当時何も考えずにごく普通に弾いていた部分が2,3カ所、今非常に難しくなっている。2004年以降のフォームとそれ以前のフォームがいかに違うかが如実に現れているということだ。

しかしこうして、一度は弾けなくなった曲を再び弾けるようになるのは嬉しい。同じく2003年にコンクールで弾いたテデスコの「タランテラ」は、昨年5月にまたそろそろ弾けそうになり練習していたが、その後大クラッシュ。でも最近また弾けそうになって来ている。

今までに一度は人前で弾いて、その後全然弾けなくなった曲がたくさんある。でもそれがすべて、戻って来ようとしている。そしてそれは、今度こそ間違いないはずだ。

夏唄日記2008/07/31 00:32

という芝居を、友人が出るということで今日見に行って来た。その友人の舞台を見るのは4回目だが、一回ごとにレベルの高い舞台に出ている気がする。そして今日の舞台は、ついに泣いてしまった。

http://www.tbs.co.jp/radio/event/play/P10221/P10221.html
http://www.tvlife.jp/news/080611_05.php

日曜までの4日で終わらせるのはもったいない。それまでにできるだけ多くの人に見てもらいたい。そんな舞台だった。時間と興味のある方は是非足を運んで欲しい。
自分はいろいろな研究の結論として、死後の世界があるのを当然と思っているが、死による別れ、殺人、戦争といった問題はまた全然別の問題なのだと、改めて認識させられた。

余談だが、主演のIZAM宛に仲間由紀恵さんから花輪が届いていた。だいぶ昔に映画で共演しただけなのだが、まだ交流があるのだろうか。