低線量被ばくからどうやって乳幼児を守るか2011/06/11 20:51

長くなりそうなので、最初にポイントを書いておきましょう。

1.内部被ばくが一番怖い
2.低線量被ばくは問題ないと言っている人は、たいてい論点がずれてものを語っている
3.自己の体は免疫力を高めて守ろう
4.心の力で弱い人たちを守ろう


<内部被ばくと放射線ホルミシス>

放射性物質が体の外側に付く分には、ときどき洗い流しておけば問題ありません。これはコレラ菌やペスト菌が皮膚に付いても問題ないのと一緒で、それなりにすごい放射能を持つ物質が付いても、すぐに洗い流せば大丈夫。問題なのは放射性物質が体内に入ってくる「内部被ばく」です。

内部被ばくの場合、それがどんなに少量であろうと危険性が増すということが言われています。これがいわゆる「低線量被ばく」。一方、世界中に、療養のために活用されるラドン温泉が存在します。低線量放射線による健康効果は「放射線ホルミシス」と呼ばれ、昔はお風呂にラジウムを入れるなどの放射線ブームがあったそうです。なぜこのような、一方はどんな少量でも悪い、そして他方では少量であればむしろ身体に良い、といった矛盾が生じるのでしょう。

先日仙台で、近所にあるラドン温泉に行ったところ、一回の入浴は10分以内を目安に、一日2回までの入浴で、といったことが書かれていました。こう言った条件なら「放射線ホルミシス」もあり得るのでしょう。実際、ラドン温泉に行ってぜんそく・アトピー性皮膚炎・通風・リウマチが改善されたという人がたくさんいます。さらに言うなら、ラドン温泉に満ちている放射性物質ラドン222は、大気中に常に存在し、人は日頃からそれを吸って慣れています。また半減期は3.8日と短いものです。

「放射線安全研究センターによる放射線ホルミシス効果検証プロジェクト」の実験内容を見たら、低線量の放射線を一度あてて、それからしばらく時間をおいてというものでした。5週間継続した実験も、実際には週3回しか放射線を照射していません。この条件であればラドン温泉の入浴と同様に、「放射線ホルミシス」が認められるのかも知れません。ところがこれを連続して与え続けると、それは確実にまずいようです。ペトカワ氏は偶然、0.0006シーベルト/時の放射線を11時間半細胞に対して照射することによって、トータルで0.007グレイにしかなっていないのに、細胞膜が破壊されることを発見しました。X線などの装置を使って15.6シーベルト/時の放射線をあてる場合、2時間15分かけて、トータルで35グレイの線量にならないと細胞膜を破壊できないことが分かっています。これが「ペトカワ効果」と呼ばれているものです。

単純な話、「放射線ホルミシス」は、「照射しては休んで」ということでないとあり得ないと考えられます。では、福島に毎日一時間だけ滞在し、それ以外の時間は全く福島原発の影響のないところで過ごしたら、「放射線ホルミシス」が現れるのでしょうか。実は全然そうではありません。

昔から地球上に存在していて身近にある放射性物質については、体内に入っても比較的すぐに排出されます。でも、例えばヨウ素は、昔から天然に「放射能を持たない」ヨウ素127が存在し、人間はそれに親しんでいます。つまり人の体はヨウ素と言えば127の安全な奴、という認識で、それを安心して甲状腺に取り込みます。そこへ放射能を持ったヨウ素131が来ても、ヨウ素127と勘違いして取り込んで排出しないのです。すると取り込まれた放射性物質は、ずっと周囲の細胞に放射線を照射し続けます。だから、人為的に作り出された放射性物質や、日頃から身近には存在しない放射性物質による内部被ばくは、どんな少量でも危険だと言えます。


<内部被ばくで何が起きているか>

ペトカワ氏は、極低線量だと合計0.007グレイでも細胞膜を破壊できるのに、比較的低線量の照射ではなぜ合計35グレイまでいかないと破壊できないのかを調べました。細胞に放射線が当たるとき、フリーラジカルと呼ばれる有害な陰イオンが発生します。このフリーラジカルは常日頃から体内に発生しているので、人はそれに対する防御機能を持ってはいます。しかし防御しきれないと、フリーラジカルは正常な細胞を壊し、ときにはDNAまで壊してしまいます。これが極低線量の放射線によって少しだけ生まれると、それは細胞膜を壊して体内に進出して行ったりするのですが、医療のX線くらい強い照射に合うと、いきなりたくさん生まれてお互いに不活性化し合い、なかなか効率よく細胞膜を破壊できないようです。だからこのようなことが言えるでしょう。

「極めて低い線量の放射線でも、体内で継続的に浴びていると影響がある。しかしその線量が100倍、1000倍になっても、せいぜい2,3倍の影響しかなかったりする」

フリーラジカルは余分な電子を持ち、他から電子を奪うことによって安定しようとします。ある原子や分子から電子が一個なくなると、その物質は「酸化」されたといいます。つまりフリーラジカルは、親しみやすい言葉で書けば「細胞を錆びさせるもの」なのです。実際これは、老化の根本原因ではないかとまで言われています。フリーラジカルが体内で継続的に、いくら対抗して不活性化させてもどんどん生まれて行くのが、内部被ばくの怖さなのです。


<切り分けのポイント>

被ばくについて考えるには、何点か、これらを区別せずに考えては行けない、というポイントがあります。低線量被ばくは問題ないと言っている人たちはこれらのポイントを、ある人は不勉強から、ある人はもしかしたら意図的に、切り分けずに論じています。ここでそれらのポイントを挙げてみましょう。


●外部被ばくと内部被ばくは違う

放射性物質はその種類によってアルファ線、ベータ線、ガンマ線のいずれかを出します。

アルファ線:ラジウム226、プルトニウム239、ウラン238、ラドン222、ポロニウム210など
ベータ線:トリチウム、炭素14、カリウム40、ストロンチウム90、ヨウ素131、コバルト60、クリプトン85、セシウム134、セシウム137など
ガンマ線:コバルト60、セシウム134、セシウム137、ラジウム226、カリウム40など

このうち、アルファ線とベータ線は大した透過力を持たず、ガンマ線はそれなりの透過力を持っています。つまりアルファ線、ベータ線を出すような放射性物質が皮膚に付いたからと言って、それは通常問題とならず、洗い流さなくても大したことはないと言えるのですが、それが体内に入ってしまうととたんに問題となります。だから、例えばストロンチウム90が皮膚に付いたのと、それが体内に入って骨に濃縮されたのとでは、全く違う事柄なのです。


●断続的被ばくと継続的被ばくは違う

低線量の放射線をちょっと浴びて、その後休むという断続的被ばくでは、ラジウム・ラドン温泉での療養を始めとする、ホルミシス効果もあり得るでしょう。しかし、それと継続的な被ばくは全く別物です。

例えば美容の方法として、古くなった角質層を取り除き、肌の新陳代謝を促すピーリングという手法があります。これは一度取り除いて、皮膚が元に戻るまで待つから良いのであって、角質層を常に取り除き続けていたら、すべてが破壊されてしまうのは明らかです。


●放射性物質の種類によって人体の反応は違う

自然界に常に満ちているラドン222は、体内に入っても速やかに排出されます。カリウム39は安全な物質で、人が生きている上で必要であり、常に食物から摂取しています。そのときついで、ごく微量の放射性カリウム40が摂取されますが、これは特にどの組織に濃縮されるということはありません。一方、自然界にありながらもあまりお目にかかることのないラジウム226が体内に入ると、そのほとんどは排出されるものの、体内に入ったものは大部分が骨に沈着します。

その他の放射性物質も、それぞれ特定の組織に濃縮される傾向があります。

骨=ラジウム226、ストロンチウム90、炭素14
生殖腺=セシウム137、プルトニウム239
筋肉=セシウム137
甲状腺=ヨウ素131
肺=プルトニウム239
など

これを考えると、自然放射線の主な原因となるラドン222およびカリウム40による被ばくと、その他の物質による被ばくを同じように考えては行けないのが分かります。


●年齢、体調によって影響は違う

新しい細胞が増えて行っている乳幼児や未成年と、すでにそれが増え切って安定している成人とでは、それらを壊されたときの影響度が明らかに違います。それに、細胞がどんどん分裂している状態では、放射性物質が組織の奥深くに沈着して、そのまま排出されない可能性もあります。また、感染症などで免疫細胞が衰えている人、加齢により免疫細胞が少なくなって来た老人と、健康な成人を同じに考えては行けません。

単純な話、インフルエンザの人のお見舞いに行くとき、乳幼児や、体の弱っている人を連れて行く人はいません。それはもちろん、同じ何かを受けても、影響度が異なるからです。


●ライフスタイルによって影響は違う

日頃からヨウ素とカルシウムをたくさん含む食物を食べている人がヨウ素131、ストロンチウム90を口にしても、日頃から足りているだけに(ストロンチウム90はカルシウムに似ています)それほど取り込まれないでしょう。しかしヨウ素とカルシウムが不足するようなライフスタイルの人がこれらの放射性物質を取り込んだら、当然ながらたくさん吸収されるわけです。だから、ライフスタイル、特に食生活の違う人たちがそれぞれ受ける影響を、区別せずに考えては行けません。


「低線量の被ばくに危険はない」という人がいたら、以上のポイントをどうごまかしているか注意してみましょう。そして「一歳の赤ん坊がその線量の、ラドンやカリウム以外の放射性物質を体内に入れても危険ではないのでしょうか?」と質問してみれば、相手はうろたえると思います。


<どう対応すればよいのか>

●どこに住むか

世界中を探せば、完全に安全と言える地域もあるでしょう。でも、その地域に住んでいても、放射性物質を含んだ食物をたくさん食べていたら無駄です。ではどんな食物にどれくらいの放射性物質が含まれるのか。それを気にしていたら生きて行くのは難しいのではないでしょうか。

居住地域に現在の福島の、いまだに線量が高いところを選んだとしても、土の上に寝転がって遊んだり、その手を舐めたりなどせず、衛生管理に気をつけていれば、特に問題ないのではないでしょうか。ただ、六ヶ所再処理工場付近のように、日頃から低レベルの放射性物質が常にまき散らされているところに住むのだけは、避けた方がいいと言えるかも知れません。


●何を食べるか

何がより汚染されているか、それをいちいち確認して食に気を使うよりは、免疫力が高まるような、バランスのとれた食生活をするのが基本でしょう。

炭水化物、たんぱく質、脂肪は三大栄養素と呼ばれますが、たいていの人はそれだけを取っていても、だんだん免疫が弱って行くでしょう。これらの栄養素は結局、酵素、補酵素とミネラルがないとほとんど代謝されずに出て行くだけです。酵素はほぼ通常の食物から取れますが、人によってはこれも栄養補助食品から取った方が良いかも知れません。しかし一般的には、補酵素とミネラルの方が大事です。補酵素というのは酵素と一緒になって働くもので、その代表的なものはビタミンやコエンザイムQ10などです(コエンザイムは補酵素を意味する英単語)。この補酵素とミネラルが、最近の食品には少なくなっています。ひ弱な現代人が低線量の被ばくから身を守るためには、これらを積極的に栄養補助食品から取らなければならないでしょう。


●気分

人の免疫力は気分によっても変わります。単純に、笑えば免疫が上がるし、ストレスを受ければ下がります。例えば、漫才や喜劇を見て、おなかの底から大笑いをした後には、ウイルスやガンをやっつけるナチュラルキラー(NK)細胞という免疫細胞の働きが大幅に活性化したという報告もあります。ちなみにガンになってしまう人はこのNK細胞が弱っています。

結局、たいていの人は、バランスのとれた食事をして、毎日を楽しく過ごしていれば、放射性物質の拡散など、それがよほどの量でない限り問題にならないわけです。しかし乳幼児と、妊娠している女性などにとっては、これだけの対策では足りないかも知れません。ではどうしたらいいのでしょう。


<みんなで弱い人たちを守る>

化学のできる人なら、ある放射性物質が体内に入った際、それをどうすれば速やかに排出できるかが考えられるはずです。例えばプルシアンブルーはセシウムの体外排泄を大幅に促進するそうです。ただ、副作用があるし、日本では医療目的に使用できないので、低線量内部被ばくをしているかも知れない、程度の段階でこれを飲むのは勇気がいるでしょう。しかしこういった、特定放射性物質を排出させる仕組みの研究は大急ぎで進めて、放射線量が高めの地域に、その研究成果を配って欲しいものです。

一方、一般人でも乳幼児や、弱っている人たちを守ることができます。それには心が物理的な力を持つことを知り、それを意識的に使える人間になる必要があります。

例えば私はこんな実験をしたことがあります。三つのグラスに水とお米を入れ、真ん中のグラスには何も声をかけず、右のグラスの米を毎日「お前はよいお米だ」と褒め、左のグラスの米を「なんて悪い米なんだ」などとけなしたところ、10日後には歴然とした違いが出てきました。右の米は若干崩れただけなのが、左は粒が半分以下になっています。ただ、真ん中の何の声もかけなかった米も、なぜか悪い米と同じほど、いや、もしかするとそれ以上に崩れていたのです。これを友達に話したら「それは気持ちをこめて言ったの?」と聞かれました。グラスの中の米に向かって毎日声をかけるのは、あまり日常的な光景ではありません。確かに、私は実験と割り切ってなんとなく声をかけていました。早速私は二回目の実験に取り掛かりました。精一杯の気持ちを込めて取り組んだところ、10日後、良い米は今入れたばかりみたいにきらきらしています。そして悪い米は、もう砂粒のようにぼろぼろ。真ん中の米はある程度崩れていました。

こういった実験結果を考えると、例えば赤ん坊に毎日、「お前は健やかに育って行く。放射性物質なんかすぐ体の外に出してしまって、影響なんかないよ」と心を込めてイメージしながら言って聞かせたら、そうしないで育てたのと確実な違いが出るはずです。ただ、心の力をうまく使えるかどうかには個人差があります。そこで、一人でも多くの人がうまく心の力を使えるようにするにはどうすればよいかと考えてみました。結論として、とにかくたくさんの人が、心にはそういう力があるのだと知ることによって、他の人の心の力も増すと考えられます。人間、そしてそれを含む物理世界はどこか皆つながっているようです。次の集合無意識の話を読んでみてください。

東北大学の教官だった早坂氏は、在官中に右回りのジャイロ(コマのようなもの)は軽くなるという衝撃的な結果を発表して注目を浴びました。早坂氏はこの論文を物理の専門雑誌『フィジカル・レビュー・レターズ』に投稿しましたが、通常の物理常識からかけ離れた結果だけになかなか掲載には到りません。しかし、異例の一年半という長期の審査を経て、誤りは認められないのでついに掲載されたのです。さあ、物理学会は騒然とし始め、たくさんの物理学者が「そんな馬鹿なことがあり得るのか」と思いながら、論文の実験手順に乗っ取って追試を始めました。そして、大多数の学者は、早坂氏と同じ結果を得ることができませんでした。そう、彼らは自分たちが望んでいた通りの、どっち方向に回転しようとジャイロの重さは変わらないという、物理常識に見合った結果を得たのです。早坂氏と同じ結果を得ることができたのは、ほんの一握りの、偏見を持たずに本物の科学を目指す学者たちだけでした。

ここまでの話は、実験者自身の思いもよらない心の働きが、実験結果を左右してしまったということを示しています。話を早坂氏に戻しましょう。論文を出した後に、彼は実験の手法を若干変えて、彼の理論に見合った結果を出し続けました。しかし、その結果は日によってかなり違い、それがなぜなのかを聞いてくる学者たちに対して、彼は「原因はわからない」と答えていました。でも、私は彼がこの時点で、なぜ実験結果が毎日変動するのかをわかっていたと思います。なぜなら、早坂氏は後ほど、超常現象研究家として有名な秋山眞人さんに会ったときに次のような言葉を言ったそうです。

「集合無意識の恐ろしさがやっとわかったよ。最近は自分でも結果が出なくなってきた。」

彼が論文を出すまでは、回転によって重さが変わるなどというのは誰も考えていませんでした。しかしたくさんの人が、回転方向によって重さが変わることはないと信じた結果、集合無意識にひとつの新しいルールが加わって、物理世界がそれに答えてしまったと言えます。もうひとつ、そういった例を書きましょう

250年ほど前、樹脂からグリセリンが抽出されたとき、化学者たちは固体の方が扱いやすいので、それを結晶化しようとしていました。しかし、当時の化学者がどうがんばっても結晶化は無理だったのです。そして100年が経過し、イタリアの化学者アスカーニオ・ソブレロがニトログリセリンを合成したとき、結晶化は再び大きな課題として浮かび上がりました。ニトログリセリンは非常に危険な爆発しやすい液体です。アルフレッド・ノーベルは、それを珪藻土に染み込ませてダイナマイトとして安定させましたが、ダイナマイトを作る途中の実験で不慮の爆発により兄弟を亡くしています。その他にもたくさんの人々の命を、突然の爆発によって刈り取ってきたこのニトログリセリンは、心臓病の患者のために医薬品としても供給されています。工業用にはダイナマイトで十分ですが、その他の用途を考えると、結晶化させて少しでも安定した状態にすることが急務でした。

奇跡が起きたのは19世紀初頭です。ある日、ウィーンからロンドンへ運ばれたグリセリンの中の一樽が結晶化していました。この現象に興味を持った化学者たちは早速その結晶を持ち返り、それを核にして実験室にあったグリセリンの結晶化に成功しました。とはいえ、これ自体はあまり不思議なことではありません。すでに出来上がった結晶を核にして実験を行なうと、結晶化しやすいという事実は昔からわかっていましたから。しかし、本当に不思議なのはこの後です。

ちょうど同じ頃カナダの工場で、グリセリンが、ロンドンの出来事とは無関係に突然結晶化していました。カリフォルニア大学の化学者たちはその工場に、結晶化したグリセリンのかけらを送ってもらいました。そのかけらを核にして、彼らが結晶化に成功したのは当然です。ところが、不思議なことにそのかけらを使わなくても、グリセリンは結晶化し始めたのです。彼らは長年の間、グリセリンを結晶化させるためにありとあらゆることをやってきました。それなのに、結晶化したグリセリンのかけらが実験室に届いたときから、どうやっても簡単に結晶化するようになってしまったのです!
 
すぐに、世界中でグリセリンが結晶化し始めました。結晶化には何も複雑な手順は要りません。加熱して冷やすだけです。グリセリンは今や世界中のどこでも、17度付近で結晶化します。

こんな風に、人の思いで物理法則は変わるし、たくさんの人が信じていることはそれだけ起こりやすくなります。だから、一人でも多くの人が、意識に力があるというのを知れば、そういった経験のない人でも心の力を発揮しやすくなると言えます。

一番悪いのは、幼い頃にヨウ素131を口にしてしまっているから、いつ甲状腺ガンになるか、いつ白血病になるかとビクビクしながら過ごすことです。こうした恐れをあまりに具体的にイメージしてしまうと、それでさらにことが起こりやすくなってしまいます。改めて書きましょう。


●心が具体的な力を持つのを知る
●その力をうまく使う


これこそが究極の、低線量内部被ばくから全ての人を守る方法だと言えます。

東日本シリーズ2011/06/18 15:08

来週の土曜日、今回の災害を踏まえて書いた初・中級者のための合奏曲『東日本2011〜鎮魂歌』が初演されます。お時間とご興味のある方は是非足を運んでいただけると嬉しいです。

富川ギター教室重奏発表会&チャリティコンサート
2011.6.25(土)
午後3時〜 重奏発表会(午後2時30分開場)
午後4時20分〜  チャリティコンサート
出演:富川勝智 尾野桂子 林祥太郎
「東日本2011〜鎮魂歌」合奏:富川ギター教室門下生有志

雑司が谷音楽堂(副都心線 雑司が谷駅徒歩5分)
入場料:1000円(重奏発表会は無料です)
〜皆様からいただいた入場料は東日本大震災の義援金として全額寄付させていただきます。〜

ところでこの前の日曜日、初めてYouTubeに演奏をアップしました。曲はこの合奏曲と同じシリーズの「祈り〜東日本2011」。
http://www.youtube.com/watch?v=KYfKyv031QM

合奏の方は亡くなった方へのレクイエム、そしてこの曲はみんなの祈りが大きくなって、もう二度とこのよう天災・人災が起きないように願うもの。そしてhttp://spiritmusic.asablo.jp/blog/2011/05/01/5834613で紹介している歌「手を取って」は、みんなで力を合わせて復興して行こうという曲です。

おそらくこれからもまた、別な視点から別の曲を書くことでしょう。

Op.9 歌と踊り第一番 リコーダーまたはフルートとギター2011/06/28 23:24

10日ほど前から公開しているこの曲は、元々リコーダーをとても吹ける人と知り合ったから書いたもの。歌の部分は、当時「イカ天」に出ていたLANPAの影響を受けていて、踊り部分はすでにBGMとして作ってあったポピュラー曲を利用したものです。ということでクラシックとポピュラーの中間を行くような曲となりました。

せっかくだからこのノリでシリーズ化しようということで、毎回楽器を変えて、現在は5番まであります。どれも一応クラシックの範疇ですが、かなりポピュラー色の強いものとなっています。

ちなみにこの一番、リコーダーのままだとそうそう吹ける人がいないので、フルート版も作りました。リコーダー版とフルート版は、調も違うし、細部があちこちかなり違います。今回公開しているのは、リコーダー版の初演です。

http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/secret/4873h846s.htm