フィンガーピッキング・デイ20142014/04/13 23:54

FBとMixiに書いて、こちらにはまだ書いていませんでした。。。

昨日横浜赤レンガ倉庫にて、フィンガーピッキング・デイ2014がありましたが、そのコンテストでTABギタースクール賞というのをいただきました。

このコンテストを知らない人に説明です。
これは、自分でアレンジ、作曲をして、それをさらに自分で弾く人だけが出られるコンテストです。通常は鉄弦を使った、ポピュラーの人だけが出てきます。賞は最優秀賞、優秀賞、楽曲賞、オリジナル・アレンジ賞、オーディエンス賞、TABギタースクール賞、アコースティック・ギター・マガジン賞、アコースティック・ギター・ブック賞とあり、最大8名に与えられますが、楽曲賞、オリジナル・アレンジ賞、オーディエンス賞はたいてい、最優秀か優秀の人が持っていきます。

このコンテストの全国大会には何度か出ていますが、今回はある意味、初めてのステージでした。

2001年末にギターの練習を再開し、2003年になって度胸試しにクラシカルギターコンクールやスペインギターコンクールを受けてみました。そこでそれなりの手応えを感じ、それならということで、昔失敗したフォームの改造に取り組み始めたのが2004年初頭です。それまではとりあえず昔のフォームで弾き、それなりに弾けるようになっていたのですが、そのフォームでは弾けない曲がたくさんあるのを昔から知っていました。昔はそのフォーム改造からだんだんとおかしくなり、結局ギターを止めるはめになったのですが、2004年はそれをやり遂げる自信がありました。

そして2005年末、新しいフォームを用いてそろそろライブ活動も始めようかと思った頃から、また指が本格的におかしくなり始めました。最初はmを弾くと、その後1秒くらい経たないとiが弾けなくなり、数カ月後には和音を弾くとすべて弦を垂直に引っ張るようになってしまい、何の曲も弾けない状態に追い込まれました。

そういった中でもだましだまし、クラシックのコンクールやこのコンテストに出てきました。それでも本選に残ったりはしてきましたが、いつでも指の不安で一杯で、まともに弾けた試しはありません。

今回はそういった呪縛から開放されて、初めて思うように弾けたコンテストでした。弾いたのは5/24(http://www.confetti-web.com/detail.aspx?tid=120595)に井上仁一郎くんが初演する予定の曲の第3,4楽章。福島に関することを訴える曲です。正直、これを多数の方に自分の納得の行く形で聞いてもらえた、それだけでも、最高の気分です。演奏終了後、あるご婦人から「握手してください」と言われ、すごく感動した旨を伝えられました。別のご婦人からは「今日は息子の応援で来たけど、オーディエンス賞はあなたに入れました」と言われました。海外からのゲスト審査員には、自分は最高点を付けたし、最優秀でも良かったと思うと言われました。そして、TABギタースクール賞をもらい。。。

昨日は、ギターを再び弾き始めてから最良の日でした!