私の音楽のルーツ(その3)2015/01/09 22:25

初めて買ったLPレコードはビートルズの「Let It Be」か、ジョン・レノンの「Imagine」です。思えば、中学校高学年くらいからビートルズを聴きだしたのですね。ビートルズは今だに好きですが、この頃ポール・マッカートニーがソロになってから出した《Another Day》を好きでよく聴いていたのを思い出しました。ジョン・レノンのソロの《Love》もかなり好きで、イントロを耳コピしてピアノで弾いていたりしたものです。

その後、ビートルズのアルバム売り上げを超えたという、キング・クリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」に衝撃を受けました。今Wikipediaを引いてみたら、「プログレッシブ・ロックというジャンルを確立した記念碑的な作品で、その後のロック史にも多大な影響を与えた」と書かれています。このアルバムの《エピタフ》とか《クリムゾン・キングの宮殿》は、今の若い人たちにも是非聴いて欲しいものです。

この後プログレ(プログレッシブ・ロック)つながりからELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)を知って、そこで初めてムソルグスキーの《展覧会の絵》を聴きました。この曲を私が人生で初めて聴いたのは、実はロックバージョンなのです(笑)。ちなみにその後、ホロヴィッツ版を聴いて、それから初めて普通のピアノ原曲を聞いた時、もう誰の演奏か忘れましたが、なんてつまらない演奏をするのだろうと思ってました。山下和仁さんのギターソロで聴いた時も、それなりにすごいとは思いましたが、最後の2曲のテンポ設定がELPやホロヴィッツと比べて遅すぎて、興ざめでしたね。
そういえばこの曲、大学1年か2年のときにギターにしようと思って最初の《プロムナード》だけ編曲し、その先は編曲しても誰も弾けないとほおってあったのが、山下さんが編曲して弾いたと聴いてびっくりした覚えがあります。

こんな風にプログレを聴く一方で、井上陽水にも結構はまっていました。ユーミン(荒井由美でも松任谷由実でもなくユーミン!)も好きでした。《ひこうき雲》なんて最高に好きでしたね。

こういった曲と平行して、クラシックギターを知り、ヴィラ=ロボスにロックを感じ、ダウランドにポップを感じ、だんだんとクラシックギターの世界にはまって行きます。そしてこの後作曲を習い始めると一般クラシックにはまって行くのですが、それはまた今度書きましょう。

さて、この流れで是非とも一曲だけ紹介したいとなると、それはこの曲でしょうか。
Love

この曲はとにかく、今聴いても当時と同じように美しく感じます!