スペインギターとかThomas Csabaとか2015/10/22 00:02

最近このブログはちょっと放置気味で、他のブログをいろいろ更新していました。実はこれ以外に、精神世界系のブログ(http://ameblo.jp/siyohtomiyama/)と、ポピュラー音楽ユニットのブログ(http://ameblo.jp/semanams)をやっています。

とは言え、クラシックギターからまるっきり離れてしまったわけではないんですよ。その、最近のクラシックギター活動を述べる前に、ちょっとお知らせ。

来年一月くらいに、ヒカルランド(http://www.hikaruland.co.jp/)という出版社から、人生初の、スピリチュアル書き下ろし本を出版します。

わーい!!!!

ギターがよりうまくなるためにはどうすればよいか、ギターで生きていくためにはどうすればよいかなどの疑問に対する回答も含まれている本です。というか、これはとにかく、もっと豊かな人生を送ってもらうための本なのです。皆さん買ってくださいね〜^^

はい、宣伝終わり(笑


昨日、スペインギターコンクールに行ってきました。今回聞いたのは本選だけです。

本選のレベルもかなり上がってきました。今考えると、10年ほど前、久しぶりにスペインギターコンクールを受けた時、本選を聞きましたが、そこで一位になった人は、コンサートギタリストとしてはまだまだ不安がある人でした。しかし今回、6位に終わった杉田文はまだ不安が残るものの、他の5人はすべて、コンサートを行えるだけの技量を持っていると感じました。

ただ、5位になった大沢美月は、自由曲でたくさん忘れ過ぎて、ぼろぼろになってしまいました。課題曲は非常に良かったのですが…
4位の井本響太はすごく面白い、大胆で推進力のある演奏でした。しかし彼も、結構忘れて、音楽が乱れてしまいました。
3位以上の3人は、皆すごく弾けていましたね。その順位を分けたのは、単に審査員たちの好みもあるかもしれませんが、自分なりの優劣は見えていました。

3位に終わった長佑樹は課題曲がダメでした。いつも緻密な演奏を展開する彼ですが、この«椿姫の主題による幻想曲»ではなぜか、全く考えていないような表現。こう言った曲は苦手なのでしょうか?

1位の山田唯雄と2位の斎藤優貴を分けたのは、もしかしたら積極性だったかもしれません。山田唯雄は、どちらかというと退屈な演奏で終わりがちなマネンの«幻想ソナタ»を、非常に攻めて、興味深く聞かせてくれました。斎藤優貴には残念ながら、その手の挑む心が足りなかったように思います。また、彼の選んだホセの«ソナタ»には、すでに名演がそれなりに存在するという不利な面もあったでしょう。

ところで今回、私はすべての順位を当てました! 証拠画像を添付します!

通常はうまく行ってもどこか一箇所が入れ違う感じなのですが、こんな風に完全に一致したのは初めてです\(^o^)/
何か賞品出ないかな笑

スペインギターコンクール以外の話題もいくつか。

現在、現代ギター誌で«Illuminations»という曲が連載されています。

12/1、本郷にある名曲喫茶カデンツァで、昨年の東京国際ギターコンクールの優勝者Thomas Csabaさんのコンサートをすることになりました。そこでは私の曲も弾いてくれる予定です。

12/9、駒場東大近くのカフェ・アンサンブルという喫茶店で、富川勝智さんとコンサートを行います。そこで、«Illuminations»の曲を弾く予定です。

12/1と9のコンサートに関する予約は、直接こちらまでお寄せください。ただ、1日の詳細はまだ決めていません…

トマ・チャバさんのコンサート2015/10/30 00:45

昨年東京国際ギターコンクールで優勝したトマ・チャバさんが、私の「ラヴェルの墓」を弾いてくれる予定です。これはかなり聞く価値ありですよ!

できた!Twitterでは昨日つぶやいたのですが、12/1にトマ・チャバさんのコンサートを仕切ります。そして彼はなんと、私の曲の中でも結構難曲である「ラヴェルの墓」を弾いてくれる予定です。この曲は正直、ギター音楽史に残せる曲として大事に...

Posted by Siyoh Tomiyama on 2015年10月29日