金曜日はありがとうございます2012/03/25 22:59

デビューコンサートは雨の中、しかも多少立地の悪い会場へ、あんなにたくさんの方に来ていただけてとても嬉しかったです。ちゃんとタクシーに乗って「三鷹市芸術文化センター」と言ったのに、武蔵野市民文化会館で降ろされて途方に暮れたという人も。ひどい運転手ですよね。
徒歩やバスでも間違えて他の会場に行ってしまったという人がいたそうで、次回に何かやるときは、周囲に紛らわしい施設のないところを選びます。

今回、本番に向けて何度も人に聞いてもらいましたが、快く聞いてくれた方々に感謝します。特にリハーサルを設定していただいた井桁典子先生に、この場を借りてお礼を申し上げます。その甲斐あって、本番は今までのどのリハよりも良い出来でした(正確に言うとど忘れを繰り返した一曲を除いてですが…)。チケット販売を手伝っていただいた方々、当日にいろいろと支えてくれたスタッフ、そして何よりも観客席に足を運んでくれた方々、すべての方々へお礼を申し上げます。

ところで本番のちょっと前から、右の背中に痛みを感じていました。整体に行って一時は治ったのですが、本番に向けてまた痛みが出てきました。それでも当日は、姿勢を正しくすると痛みが引いたのでなんとかなりましたが、今日はどんな姿勢をしていても痛い状態。ひどくなってきた昨日の夜からほとんどベッドで過ごし、やっと今少しタイプが出来るようになって来ました。神奈川ギターフェスティバルに行きたかったんですけどね。

こんなとき同居人がいれば、せめて痛み止めを買ってきてもらえたりするのでしょうか。ギターはなんとかスタート地点に立ったので、次は同居人獲得に頑張らなければ(笑)

歌と踊り第三番(クラリネットとピアノ)2011/12/17 11:51

踊りの部分には、当時騒がれていたジャズピアニスト大西順子の影響が多分に入っています。
http://www.spiritmusic.net/secret/4873h846s.htm

ちなみにこれ、私のある、普通に現代っぽいフルートソロ曲を聞いて、私にも作ってとクラリネットの人から言われて作ったもの。その際に「どんな感じの曲がいい?」と聞いたら「どんなのでも」というからこれを書いたのですが、その人はまさかこんなポピュラーっぽいものを渡されると思っていなかったようです。一人の作曲家が書く音楽の音使いの範囲は、ある程度これくらい、とか勝手に思われているのでしょうかね。「どんなのでも」と言われたら私の場合、かなりわけのわからない音楽からものすごくわかりやすいのまで、非常に幅広くやっているのですが。

久々に面白い現代音楽を聞いた2011/10/31 03:13

先日、とても満足度の高いコンサートを聞いた。
「佐藤紀雄&山田岳 ギターデュオリサイタル」

最初のジャック・ボディ「アフリカン・ストリングス」は、アフリカで実際に打楽器で演奏されるのを採譜したという曲。つい最近東邦の日本音楽専修・ギター専修設立10周年コンサートで、琴とギターによる演奏を聞いた。そのときに結構面白い曲だと思ったものの、同種の楽器でやらないと本当の面白さは出ないように感じた。そしてそれを今回、オリジナルのギター二台で聞いて、こちらの方がやはりはるかに良いと思った。

次の向井耕平「4つの詩曲」はスクリャービンの神秘和音を用いて何ができるかを模索したという曲。とてもきれいな曲だった。その後のエベルト・ヴァスケス、スコット・ジョンソンの曲は、まあそういうのがプログラムに載っていてもよいかという感じ。

そして最後に初演された、中谷通の「2_1/64_1」という曲。これが最高だった。作者の説明によれば、ピッチと律動の周期を一つの系列から導き出して相互に関連付けようとするもの。詳しい理論は省くが、一日をひとつの周期として、そこから計算して必要な音程とテンポを導き出すみたいな感じ。結果としてオクターブを41音に割った微分音ばかりの音階ができるが、それらをみなハーモニクスによる倍音列の高次の音程で実現するのだ。

まあとにかく、出てきた音は最初聞いているとガムランみたいに思えた。そしてずっと聞いていると、なんか、気を感じた時と同様に両手のひらがじんじんとしてきて、とても心地よい音楽だったのだ。演奏時間が22分もあったとは思われないほど、気持よく聞けた。

自分にとって現代音楽は、最悪から最上のコースまで4段階に分かれる。

1.新しいことをやっているだけで、全くつまらないもの。
2.最近の技法は使っているものの、特に目新しいことはやっていないし、つまらないもの。
3.最近の技法は使っているものの、特に目新しいことはやっていないが、そこに美を感じるもの。
4.新しいことをやっていて、そこに美を感じるもの。

こんな風に分かれるが、1,2のタイプの曲が多かったため、かなり暫くの間そういったものは聞かないできた。しかし最近また少し聞くようになって、3のタイプを何度か聞いたが、4のタイプは本当に久しぶりに聞いた。「2_1/64_1」が再演されたら、もっとたくさんの人に聞いてもらいたいものだ。

ちなみに私はこういった方向の曲を一時期だけ書いたが、今は全く書いていない。でも、少し書いてみたくなってきたかな。ただ、伝統音楽にどっぷり浸かっているように見えるOp.1の「バッハ風のコラールを主題とする組曲」においても、自分なりに新しいことはやっていたのだが。今でも自分には新しい試みに見えるし、同系統の音楽を特に聞いたことがない。ただ、その新しさをわかってもらえる人は少ないだろうな…。

カンフェティでチケット販売2011/09/10 10:22

来年3/23デビューコンサートのチケット販売を、こちらにお願いすることにしました。3社ほど比較検討しましたが、まずここは手数料が安いです。電話予約を引き受けてくれる、ネット予約の人に対して割引を出来る、セブン−イレブンで発券出来る、販売管理システムもある、当日取り置き用のHTMLフォームを使える、など、いくつかの決め手となる要素がありました。チラシ、パンフの印刷を引き受けてくれるのもいいです。そんなにバカ安くはないけれど、一応安い価格。そしてこれが一番重要なのですが、ここで印刷した場合、カンフェティという演劇情報主体の雑誌に無料で折り込んでくれて、それを都内のあちこちに置いてくれるのです。

元々は演劇のためにすべてが始まっているようですが、今は音楽で利用する人もかなりいるみたい。皆様も使ってみてはいかがでしょう。ちなみに、私のコンサートのチケット販売は10月から始める予定です。

作品12(ヴァイオリン・ピアノ・ダラブッカ)2011/08/09 23:31

この「歌と踊り第二番」は、軽めの曲が好きな人からシリアスな現代っぽいのが好きな人まで、割と幅広く楽しんでもらえるのではないかと思ってます。一曲目は矢野顕子のある弾き語りに受けた衝撃が元になっています。でもその曲が後にCDに入ったとき、そのアレンジを聞いてちょっとがっかりしました。シンプルな元の弾き語りの方が良かったです。

それはさておき、この曲は自分でも気に入っていて、いつかギターの3重奏とか4重奏とか、もしくはギター入りの何かの編成にアレンジしたいなと思いつつ、もはや作曲してから15年ほど経過してしまいました。このオリジナル編成では再演の機会がほとんどないから、何か考えたいですね。
http://www.spiritmusic.net/secret/4873h846s.htm

降りて来た曲2011/05/01 23:08

できてしまった、というのが正しい。別に作ったわけではありません。だから、作った後どうするかも考えていない。頭の中にずっと鳴っていて、他のことをするのに邪魔なものを書き出して終わらせただけです。

こんなの、いったい誰に歌ってもらおう。ドリカムみたいなのが好きなセミプロ、もしくはプロの女性で、これを歌ってみたい人いませんか? こんな曲でも、少しは被災者のために役立つだろうか。

<楽譜>
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/blog/hand.pdf

<自動演奏の音源>
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/blog/hand.mp3

<歌詞>
手を取って
見つめ合って
話し合って
分かち合って
互いの心をひとつに合わせて
ここから未来を創り上げよう

抱き合って
ささやいて
愛し合って
ひとつになって
子どもに愛情たっぷり注いで
そんな風に生きて行こう

ここから全てが
変わり続ける
愛さえあれば
みんな強くなれる そうさ
ひとつひとつの階段を上って

失ったものは
すべて心の中で
いつまでも輝き続ける
永遠の宝

愛さえあれば
みんな強くなれる そうさ
それは明日を創る力

手を取って
見つめ合って
話し合って
分かち合って
互いの心をひとつに合わせて
ここから未来を創り上げよう

抱き合って
ささやいて
愛し合って
ひとつになって
子どもに愛情たっぷり注いで
そんな風に生きて行こう

手を取って
見つめ合って
話し合って
分かち合って
みんなの心をひとつに合わせて
未来を創れば It's all right!


2011.6.5追加
<コード付き楽譜>
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/blog/handT.pdf

<キーをDに上げた自動演奏の音源>
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/blog/handD.mp3

作品6(ソプラノとピアノ)2011/04/30 21:58

原発のことを書きながらも作曲はしています。最近は4パートのギター合奏による「東日本2011〜鎮魂歌」、ギターソロの「祈り〜東日本2011」を作りました。ちなみにこのギター合奏曲はこの日に初演される予定。

富川ギター教室 重奏の会
2011年6月25日(土)
15時開演予定
会場:雑司が谷音楽堂(副都心線 雑司ヶ谷駅徒歩5分)
出演:富川勝智、尾野桂子、富川ギター教室門下生
入場料1000円は震災のために全額寄付予定

この次は、震災に絡んだポピュラー曲を書こうと思っています。

それはさておき、今日はやっと作品6の紹介です。私の唯一の歌曲。知人から「切ない愛の歌」を書いて欲しいと言われて書いたものです。歌曲は後にも先にもこれ一曲。自分でも結構気に入っています。

音源はこちら。
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/secret/4873h846s.htm

方向転換2011/03/26 22:40

私は宮城、福島、山形に23歳までずっと住んでいたので、今回の震災はさすがに、いろいろな意識変化をもたらしてくれました。これから人生の方向性を、10年前にギターに復帰し始める、その前の方向性に少しずつ戻して行こうと思います。

音楽においても、作曲や演奏の方向性がそれに影響されて変わっていくのかも知れません。今、仕事として頼まれたのもあるのですが、震災を踏まえた合奏曲を作っています。被災地に情報を送ったり、赤十字に募金したりということはしていますが、それは言ってみれば、他の人でもできることです。

今、わたしにできること。そのひとつは確実に、曲を書くことです。

この曲以外にも、別に依頼がなくても他の、今回の震災を踏まえた曲を書くつもりです。

ところで、作品の公開を久々に更新しました。作品5はフルートとピアノの変奏曲です。
音源はこちら。
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/secret/4873h846s.htm

「Musician's Dystonia(音楽家のジストニア)」翻訳出版プロジェクト2011/02/26 09:52

ドイツの学会で配布されていた、スペインの医師たちが英語で書いた『musician's dystonia(音楽家のジストニア)』という本があります。それを翻訳出版するための活動をNPO法人ジストニア友の会でやっています。下記URLに本の説明、署名に参加するためのメルアド、掲示板リンクなどがあります。
http://www.geocities.jp/dystonia2005/ongakuka-honnyaku.html

そこで前書きと目次が紹介されていますが、その中で「クラシックギターの演奏はひどく困難であるのに対し、エレキギターならまったく問題がないという極端な事例もある。」と書かれていますが、本当にジストニアというのはそんな感じなのです。私もまだひどかった頃、ギターを水平に置けば、全然右手に問題が起きなかった経験があります。こんな風に、特定の構えと連動して起きるのが(フォーカル)ジストニアの特徴ですね。

私も賛同のメールを送りましたが、皆さんも是非このページを訪れ、翻訳出版実現のために一人でも多くの声をお寄せいただけると嬉しいです!

祝杯2011/02/23 21:46

とりあえず軽く祝杯。
2007年5月以来、どこかに行ってしまってコントロールが利かなくなった右指が、今日再び戻って来たことに乾杯。
しみじみ嬉しいかも…