アマチュアではない?2005/08/01 06:35

昨日、アマチュアギターコンクールの主催者から、出場を辞退して
欲しいとのメールをもらった。それによると

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〈演奏家〉としてはプロではないというスタンスをとっておられるの
かもしれませんが、作曲家として武井賞を受賞され、作品も出版
され、もちろん演奏もされている方を、他の社会人アマチュアと同
一次元で扱うことは適切でないと判断いたします。
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これは考え方がおかしいと思う。作曲家と演奏家は全く別の次元の
存在だ。例えば私はフルートの曲を結構書いているが、実際のところ、
フルートで音階を吹くことさえできない。

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また東北コンクールで3位の実績をお持ちだという事実もあるため、
実行委員会で話し合った結果、このようなメールをさしあげるに
至りました。
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これはまずかった。このコンクールには「他のコンクールで3位以内
になったことのある人は出場資格なし」となっているのだ。今回ギター
を再開してからの最高はクラシカルギターコンクールの本選出場な
ので、この規約は違反していないと思っていたが、20年以上前の古い
地方コンクールのことはうっかり忘れていた。でも、今のギターを
やっている自分と、昔プロを目指していた頃の自分は全く別人という
気がするが。とはいえ確かに規約違反なので、やはり辞退するしかない
だろう。しかし、せっかくの舞台で弾けるチャンスを逃したくない
ので、賞とは関係ない別枠で弾かせてもらえないかとお願いしている。
良い返事が来ると嬉しいのだが。

それにしてもアマチュアギターコンクールに出られないと言うことは、
私はプロ? いや、こんな下手なプロがいてたまるか・・・

うまくなってきたかも2005/08/04 22:02

ここ二週間ほど、また格別にうまくなった気がする。東京国際の録音を始めたときにいきなりある動きができなくなったが、その動きも含めてここ二週間でかなり総合的に伸びたと思う。ギターを再開してからすぐに問題なくできた動き「A」と、全くできなくなっていた動き「B」がある。Bはずっと少しずつ伸びているのだが、Aは今回を含めて二回、突然動かなくなっている。そしてそのAが突然だめになったとき、Bが飛躍的に伸びるのだ。これがフォームを矯正するときの法則なのだろうか。

二日前にScott TennantのPumping Nylonが届いた。これは非常によい本だ。この中の、スケールを改善させるための毎日の練習は、Tennant自身も書いているが、本当に価値のある練習だと思う。実際自分のスケールが、たった二日その練習をやっただけでも改善されてきている。

ディクシャ2005/08/05 20:47

2回目のディクシャを受けた。未だにディクシャが何なのかはっきり分かっていないが、要はある種のエネルギー回路を開くといった感じだろうか。前回受けたときの確実な変化は、やたら早く目覚めてしまうということだ。下手すると一時間半しか寝ていないのに目を覚ましてしまう。でも、とにかく寝たいという欲望があるので、なんとしてでもまた寝るのだが。

今日会った人には、目が覚めたときが起きるのに一番良いときではないか、と言われた。そうしてできた時間で、今までやれなかったことをやったらよいのでは、というわけだ。それはそれでよいかも。しかしほとんどの日が飲んで寝るので、そんな風に早く目が覚めると、まだ確実に酔いが残っているのが難点だ。さて、今日受けたディクシャの影響はどう出てくるのか。

アンダンテ2005/08/06 23:07

今日はお茶の水のギターショップ「アンダンテ」で、初めてアマチュアコンサートに参加した。最近人前で弾く練習を積んで少しまともになってきたと思ったが、やはりまだ難しいようだ。いつもと違う、ギターと身体の位置関係に戸惑って、カタルーニャの難しいところが結構ぼろぼろになってしまった。今日の椅子は高さが変えられず、その椅子だと足台をどう調節しても高すぎるか低すぎるかだったのだ。しかし、このような状況までさばけなければうまくなれないのだろう。

ピアノの人は椅子の高さが変わると弾きにくかったりするのだろうか。でも、ピアノの場合は所詮高低が変わるだけだ。ギターは椅子が合わないと、ギターと身体の角度まで変わってしまう。再び難しい楽器だと再認識している。やはり日頃から、椅子の高さを変えて練習しなければ!

温情のある言葉2005/08/12 00:27

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当日は11時30分くらいまでステージ上で表彰式のリハーサル
を行っていますので、冨山様には11時45分くらいから12時
15分くらいまで自由にステージで演奏を行っていただければと
思っています。
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これはアマチュアギターコンクール開催者からの言葉だ。聴衆はいないものの、せっかく参加していながら辞退せざるを得ない私に、大舞台での演奏の場を与えてくれたのだ。ありがたい。今回演奏して賞を競うことはできないものの、日頃は体験できないよいステージでの演奏体験は、絶対これからの自分にとってプラスになると思う。それにしても、20年以上前の地方コンクールの3位はいいかげん時効にならないのだろうか〜。

それにしても30分ということは、アマチュアギターコンクールの課題曲と自由曲を弾いても時間が余る。せっかくだからスペインギターコンクール2次予選の練習を舞台でしようか。