GLCの結果2009/08/03 00:33

小学生低学年
1位 原田斗生
2位 中田真翠
3位 近藤祐月
入選 大城菜七子
入選 古川翔基

小学生高学年
1位 金田栞奈
2位 萩尾菜々
3位 斎藤優貴
入選 藤原開人
入選 飯野健広

中学生
1位 菅沼聖隆
2位 中峰絵理果
3位 秋田杏樹里
入選 柴夢弥
入選 井本響太

高校生
1位 岡本拓也
2位 飯野なみ
3位 稗田隼人
入選 五十嵐紅
入選 木村眞一郎

大学生
1位 木暮浩史
2位 門馬由哉
3位 佐々木巌
入選 林祥太郎
入選 安藤雅透

GLC賞 岡本拓也


今回は小学生と高校生の二次予選を審査した。小学生低学年は二人だけ確実で、後は誰を通すかちょっと迷ったが、他は迷わずに決められた。そして、実際の結果も納得が行くもの。少なくとも私にとっては「この人を通したかったのに通らなかった」というのは、一人もいなかった。ちなみに、本当にうまい人は、ちゃんと10人の審査員中9,10人の票を獲得するのだというのも、今回初めてわかった。

そして本選は、、、裏方をしていてほとんど聴けなかった。小学校高学年に関しては、金田栞奈は予選で非常にうまかったので、やはり一位になったかという感じ。

本選を聞いたのは、中学生の最後の方と高校生だけ。岡本拓也はやはりうまかった。ABの対比もうまいし、非常によい音楽を創り上げている。ただ、唯一文句を言うなら、大聖堂の3楽章は、もう少し荘厳な音楽を聴きたかった。もちろん、「大聖堂」というタイトルを外して考えれば、彼の今日の音楽は見事だったと思う。

飯野なみは、非常に丁寧で緻密な音楽を創り上げていたが、若干おとなし過ぎる。テデスコのソナタ4楽章は「Vivo ed Energico」。でも彼女のそれは、「Vivo Sophisticated」みたいな感じ? 願わくば、Energicoという点を全面に出した、今までの自分の殻を破るような演奏を、何の曲でもいいからしてみて欲しい。

稗田隼人のトゥリーナ「セビリアーナ」は、非常に素直な感じでまとまっていた。ただ、破綻がない替わりに、キラッとするものもなかった感じ。もっとバリバリに吹っ切るとか、もしくはていねい路線で行くとか、何かもっと独自のものが出て来たらいいのではと思った。

五十嵐紅は面白かった。クラシカルのときとはまた違い、情熱をコントロールして、ロドリーゴの「ファンダンゴ」と「サパテアード」を弾いた。内容は非常に良かったのだが、スラーでの度重なる不確かな音、出ない音、これはやはり減点対象になっただろう。これでスラーがきれいだったら、2位までは行けたのではないだろうか。

木村眞一郎は、まだ自分の音楽が出来ていない感じ。今日の高校生部門はとてもレベルが高く、他の人は基礎ができた上に、独自の世界を創り上げていた。そのため「型通りにちゃんと弾ける」というレベルから、「その上でオリジナリティがある」というレベルに行かないと、上位には来られなかったと言える。

ところで、大学生の木暮浩史。控え室で聞いていたとき、「このまま舞台で弾けたら一位になるだろうな」と思っていた。実際、それなりにうまく行ったのだろう。やはり彼が一位だった。

最後に丸一日、コンクールの裏方をやった感想:
せめて本選は全部聴きたかった・・・

JGAのギター合奏コンクール2009/08/29 09:24

なんか久しぶりの日記。
あまり久しぶりなんで、日記を書くためのログイン画面で、パスワードを間違ってしまった・・・
最近いそがしい〜。

明日はJGAの合奏コンクール。聞きに行くつもりではいたけれど、また現ギのレポートを書くことになった。というのも、チケットは結構前に売り切れていて(大ホールにも関わらず!)、レポートを書くという条件で、席を確保してもらったのだ。しかし聞くところによると、出場校が多すぎるため、ほとんど休憩がないらしい・・・

それにしても、字数を考えると、出場校、ゲスト演奏者それぞれの名前と曲目を書いたら、その他はほとんど書けないだろうな。一行コメント?


せっかくだから、他の音楽ネタもまとめて書いてしまおう。

今、某ギタリストから二曲目を頼まれて書いている。ほぼできてきたけれど、間違いなく、私のギターソロ代表作になりそう。

一時帰国中の某ギタリスト2の演奏を、最近何度か聞いた。ステージでの伴奏(サックスと)と、試し弾きのようなソロ。とにかく言えるのは、東京国際の頃よりずっと進化していること。今度はしっかりしたソロを聴きたいものだ。

第17回芥川作曲賞受賞を受賞した小出稚子さんのユニット、『鬼子母神不眠ガールズ』のライブを聞きに行った。通常のキーボード、ギター、ベース、パーカッションといった楽器以外に尺八、なんだか大きな民族楽器、メンバー自作の電子楽器、おもちゃのなんだか振り回して音を出す奴、などなど、色々な楽器(?)が出て来た。ちょっとした映像もあり、ハーフタイムにはダンスもあって、総合的な演出をしている感じ。そして内容は、結構ポップではあるけれど、アバンギャルドという言葉がとても似合う。
小出稚子さんが友人の友人ということで聞きに行ったのだが、また聞いてみたい。ただ、これからしばらく留学するので、このユニットのライブは当分なさそうなのが残念だ。
ちなみにこのユニットのギターは大柴拓君だった。こんなところで彼を見るとは思わなかった・・・。

この他に最近、面白い心霊ネタもあるが、それはまた今度書こう。