やっきっにっく!2010/11/06 22:49

今日は、日本の若手ギタリストでも1,2位を争う2人と一緒に焼肉へ。事前に友達からおいしかったと聞いていたのだが、入ってみると他のお客さんはなし。「大丈夫?」とか思いながらとりあえずオーダー。

それが、まず赤身肉とエリンギだけでも、かなりの期待感。他の焼肉屋ではまず見られない子羊背肉は、かなり気に入った。そしてリブロースは、分厚い、うん、素晴らしい! この店は絶対当たりですよ。

恵比寿の万能薬。
おいしかった…。

電話をかけられない2010/11/10 21:13

昔から何度も何度も、電話をかけられない夢を見て来た。しかし今日見た夢は今までとはちょっと違っていた。さらに起きたときに「あること」を思った。

今まで、どうしても何かが出来ないという夢をたくさん見て来た。その詳細はここに書いてある。
http://spiritmusic.asablo.jp/blog/2009/06/22/4385058

その中に結構高い頻度で電話をかけられない夢が出て来ていた。ただ、その電話はその場でかけられなくても、翌日でもよい電話だった。でも今日は違った。仕事仲間と飛行機で旅立つ際、ある問題が発覚した。そしてタクシーに乗ってある場所に急ぐことに。その途中、私は別のタクシーで別の場所に行った方が良いことが分かった。そして、その仕事仲間がタクシーで行ってしまい、私は別のタクシーをつかまえる。ここで私は、彼が乗った方のタクシーにギターを載せてしまったことに気づいた。そのギターがないとこれから行く先で困るので、とにかく一刻も早く彼に電話し戻って来て欲しい。ここで私は電話をかけられないのだ。

最初は会社の携帯を使おうとして、あまりに使い方が分からないので、それを捨てて自分の携帯に替えた。そして彼の番号を出そうとするのだが、50音からイニシャルを選ばないとダメな仕組みになっている。しかしその並びが非常に細かくて、「た」と押そうとしても、どうしても違う文字を押してしまう。ここら辺で私は、「あのいつもの夢が久々に来た」と思った。ところがその後が、意外な展開だった。

まず、タクシーの運転手が、私にやらせてみな、ということで携帯を私から取った。そして運転手が番号を出そうとしているときに、仕事仲間が戻って来たのだ。何でも、途中で私のギターを載せたままだというのに気づいたと言う。ここで私は目が覚めた。

目が覚めた私はなぜか次の2つのことを思った。
1.何か問題があっても、この夢のように周りがうまく動いてくれるから、心配しないで行動してよい。
2.過去生で、電話をうまくかけられなかったために何か悪いことが起こった。

1を思うのは、これまでの流れからすれば普通かも知れない。でもなぜ2を思ったのか、それは不思議だ。もしかしたら本当にそうなのかも知れない。

やはり夢は面白い。

脳と手指を結ぶ回路2010/11/20 18:06

ここ数ヶ月、特に何でもない、左手を意識する必要がないところで、左手が完全に1フレットずれて押さえてしまうことがある。もちろん、ちょっとだけ左手を気にすれば何でもないのだが。楽譜を見ながら右手だけに集中して弾いていると、突然違う音が出て来てびっくりすることがある。昨年まではなかったことだ。

もしかしたらこういうことが起きているのだろうか。

1.今まではいかに右手指に神経を使っても、指令とは違う動きになっていた。
2.これは、脳と右手指との無意識レベルの回路が、壊れていたのだろう。
3.それが治った今、脳は右手指とつながれた回路調整に忙しくて、つい左手のことは忘れてしまう。

奥が深い…

東京国際二次予選結果2010/11/28 01:36

本選に進んだのは

小暮浩史
Nemanja OSTOJIC
Marco Del GRECO
Laszlo SZABO
岡本拓也
山田大輔

小暮はいつにも増してミスが多かったけど、いつもながらミスとは関係なく音楽が進む。つまり、ミスがあまり気にならない。で、結局通った。

Nemanjaは、課題曲を王道と言った表現で弾いた。自由曲も非常にメリハリのある熱演だった。ただ、右手がときどきもつれたり、変なアクセントがついたりするのが、本選の不安要素。

Marcoはフーガのテーマにアーティキュレーションをつけ、構造を明確にしていた。自由曲も非常に美しいピアノを出したり、なかなか素晴らしかった。

Laszloが残ったのはちょっとだけ意外だった。でも思い起こしてみれば、彼の自由曲は結構良かった。ただ、課題曲では声部の弾き分けが今ひとつだったり、フレーズの頭の音が何度か聞こえなかったり、あまり良く弾けていたとは言えない気がする。

岡本は素晴らしかった。課題曲が一番うまかったのは彼だろう。自由曲の「大聖堂」も、二楽章が終わって三楽章に移るときに、あまりの素晴らしさに涙しそうになったのだが、三楽章のテンポがちょっと速すぎたため、その涙は引っ込んでしまった…。

山田大輔の課題曲は非常に正統的なバッハだった。一番難しいところでも、技術的な破綻はない。自由曲では超高音が出てくるところを苦しそうに弾いていて、実際に決まらなかったこともあったが、全体的には安定していた。


という感じで、絶対通るだろう人は確実に通ったし、後の人も通っておかしくない人たちだった。ちなみにおしいと思ったのは次の人たち。


Jisun Yoo(Korea)は基礎技術がしっかりとして、芯のある音を出していた。でも、課題曲は速くなり過ぎたのか、途中から弾くのがやっと、というか、弾き切れていなかった。自由曲もあまりにスポーティで情緒がない感じだった。

山田岳が通らなかったのは意外。自由曲が「永劫の螺旋」だったからだろうか。彼はこの曲をすごく良く表現していて、全出場者の中で一番自由曲をうまく弾いたのは彼だと思う。ただ、ちょっと聞いただけだと、この手の曲は結構誰でもうまく弾けるのではないかと、思われてしまうのかも知れない。

遠藤峻は課題曲を、ちょっと自由に弾き過ぎたのかも知れない。それでも、もしかしたら通るかと思っていたがダメだった。


明日の本選は結構楽しめそうだ。