フィンガーピッキングコンテストとアコパラ2015/04/14 11:44

11日はフィンガーピッキングコンテスト、12日は島村楽器のアコパラと、2日連続でコンテストを受けてきました。

フィンガーピッキングは、カバーのYesterdayがうまく行ったら、次のオリジナル曲の演奏ではちょっと緊張してしまいました。とは言え、オリジナルを気に入ってくれた方もいました。私を気に入ってくれる方は、その独特な感じが良いそうで。

ちなみにこのYesterday、途中が5拍子なのですが、審査員の票はとてもわかれたようです。ある審査員はとても気に入ってくれて、無理矢理ではなく自然に5拍子になっているのが良いと言ってくれました。しかしある審査員は、そこまで難しくしなくてもいいんじゃないの?という感じ。

昨日は各審査員の方々に感想を聞いて回ったのです。別な人はまた好意的で、是非この方向性でまた受けて欲しいと言いました。一方、このアレンジではYesterdayの原曲の良さが出ていないとする審査員も。そして最後に、「あなたのように自分のスタイルを確立している人が、こういったコンテストを受けなくてもいいのでは」という審査員も。。。

賞は取れなくても、届く人には届いているので、めげずに頑張ります。これからの課題は、人前でいかに音楽に没頭できるかですね!
最優秀になってアコギもらいたかったーーーーー

12日のアコパラはとても楽しかった! こちらはMC付きで10分の持ち時間を自由に使えるコンテスト。フィンガーピッキングの場合声を出してはダメで、それがまた緊張を誘うのです。アコパラは全然落ち着いて、いつものように弾けましたね。こちらの結果はいつ出るのかわかりませんが、最終ステージまで行きたいものです。

外部に埋め込む?2015/04/18 10:29

ふと、FBに「外部に埋め込む」という機能があるのに気づきました。前からあったのでしょうか。どうなるか興味あるので、この投稿に埋め込んでみます。

I'm really proud to announce these Beatles arrangements of mine for a solo guitar, though the playing isn't good...

Posted by 冨山 詩曜 on 2015年4月16日

第一回オールジャパンコンクール2015/04/19 23:20

金曜から今日までは、久々にクラシックギターを聞いていました。金曜日はグレコ君のコンサート。非常に面白い、ユニークでダイナミックな表現をする人です。土曜は藤元高輝、山田唯雄のコンサート。一部の二重奏だけしか聞けませんでしたが、なかなか素晴らしかったです。ちなみに一部で弾いたのは一曲だけ。藤井敬吾さん作曲の組曲『怒りの日』。全部弾くと一時間位の曲です!

そして今日はギター連盟の第一回オールジャパンコンクール。非常に興味深いのが、二次予選出場者12人中9人が女性ということです。クラシカルやスペインギターコンクールだと、例年女性は1割程度なので、ちょっと不思議な現象です。そういえば今年のクラシカルは出場者が例年に比べてかなり少ないです。クラシックギター界にいったい何が起きているのでしょう?

オールジャパンコンクールは、本選に行くと東京国際の1次予選が免除、本選で特別賞を取ると、そのまま東京国際の本選に行けるコンクールです。あらかじめ、本選は基本6人だけれど、6人に満たない場合があり得るとプログラムに書いてあり、実際その通り、本選に進んだのは3人だけでした。坂本和奏と宇田奈津美は聞いていて明らかに頭ひとつ出ていました。その次というと松澤結子か、もしくは古菅裕之という風に思っていましたが、松澤結子が通って、それで本選枠は終了となりました。聞いていて思ったのが、このコンクールの本選に行くには、クラシカルやスペインの本選に行ける実力が必要ということでした。

本選。最初に弾いたのは宇田奈津美。魔笛はとても正統的で良かったものの、アッシャーワルツは、あの曲に必要なおどろおどろしさがなく、さらさらと進んでしまった気がしました。また、アッシャーワルツの途中で忘れてしまったのも惜しかったです。それと、魔笛のような古典の曲を弾いているのに、スケールがまるでスペイン物を弾くようなタッチだったことも気になりました。こういう曲で、タッチの強いバリバリとしたスケールを聞くと、違和感を感じます。

松澤結子は、選曲と調弦のミスが大きいような気がします。一曲目が6弦をレに下げ、2曲目はルネッサンスリュート調弦、そして3曲目は普通の調弦でした。こういった組み合わせで弾くには、何度かその順番で、曲の途中で弦が狂ってくるのを合わせるところまで練習しなければなりません。もちろんそうした練習を少しはしたのでしょうが、実際は狂ってくる調弦に翻弄されて、不用意なミスが散見される演奏でした。

ただ、弦を早く安定させるための調弦方法を用いていたらもっと違ったかもしれないと思います。例えばミからレに6弦を下げる場合、私ならこうします。

◯最初にレよりもかなり下げる。
◯そこから上げていき、レのそれなりに手前で止める。
◯ナットと糸巻きの間を指で押して、音程を上げる。
◯それでも上がりきらなかったら、もう少し糸巻きを回して、レのほんの少しだけ手前で止める。

このように、完全には合っていない状態で弾き始めるのですが、実際には全く問題無いです。

ちなみに、招待演奏で弾いたグレコ君は、ちょっと左手が空いた瞬間に、演奏中にもかかわらず複数の弦を調弦していました。やはりここら辺がプロの証なのですね。ギターは難儀な楽器です。将来的に調弦をする黒子が認められるようにでもならない限り、演奏中に調弦する能力は必須なのでしょう。

最後は坂本和奏。彼女は順調に育っていると、今日つくづく思いました。女性らしい感性で、指も非常に良く動きます。もちろん、若い人なりの感性ではありますが(確かまだ中学生?)、素直で伸びやかな音楽が育っている気がしました。これからは、いかに楽譜の音価通りに弾かないか、様式感をどうやって出していくかに取り組んで欲しいものです。ソルのような古典の曲には現代の曲に比べて細かい指示が書かれていないので、短めの四分音符も、長めの四分音符も同じように記譜されています。それを弾き分けるようになってくると、また面白くなっていくことでしょう。

本選の結果は
1位 坂本和奏
2位 宇田奈津美
3位 松澤唯子
特別賞はなし
でした。

というように、久々にクラシック漬けの日々でしたが、最近私はポップスの方に走り、歌詞のある曲を書いて発表しています。それでも5/16は、自作のしっかりした、福島を題材にした18分程度のクラシックギターソロ曲を弾く予定です。

右に出してある予定のようにいろいろやっていますので、ぜひ一度足を運んでいただければと思います。みななさんとのユニットでは、クラシックとポップスの融合を目指します!

新宿カールモールでライブ鑑賞2015/04/25 22:59

今日は初新宿カールモール。
http://karlmohl.net/

2階建てのダイニングカフェバーで、両方の階にピアノがあるという、ちょっと珍しいレイアウト。今日はそこの2階でライブイベントがあるのを聞きに行きました。ちなみに2階でイベントをやっていると、その音は当然1階にもバンバン聞こえます。そんな風に音だけを楽しみながら、1階でゆっくり食事なんて楽しみ方もあるのかもしれません。

先日秋葉原の秋田犬というライブハウスで、ユキナさんという人のピアノ弾き語りを聞きました。そのパフォーマンスが非常に大胆で(酔っていたそうです笑)面白かったし、声も綺麗だし、ユニットの時にはまた違うというので、今日は彼女が組んでいるユニット、ポピーコットを聞きに行ったのです。

ポピーコットではベースも加わり、ちょっと洗練された(!)方向に行っていました。まあ、それも良いのですが、あの酔ったソロのように、体全体で音楽をしているといった感じがユニットでもあっていいのでは、みたいに感じてしまいましたね。とは言え、これから楽しみなユニットです。
http://cute.sh/poppycot/

ところで、ポピーコットのライブ予定から今日を選んで行ったのには訳があります。金魚さんも出るというので、今日を選びました。このユニット、聞くのは二回目ですが、病みつきになりそうです。

昨年後半から結構弾き語りを聞き始め、ときどき「また聞きたいな」と思う人はいます。しかし、実際にまた聞きに行って、さらに他の人にも聞いてもらいたいと思う人たちは、今までにわずか◯組だけです。金魚は◯+1番目の、他の人にもお薦めできるユニットです。

技術が確かなのは当然で、それに加えてステージの見せ方を心得ています。彼らはセルフプロデュースをかなり考えて動いていますね。この姿勢は、とても見習いたいものです。

ちなみに、写真でお二人がかけているサングラス、特注らしいですが、欲しいです笑

アレンジ2015/04/27 10:39

HPの、8年間(!)ほっておいた編曲作品ページをアップデートしました。
http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/Arrange/ArrangeJ.htm

オー・シャンゼリゼやビートルズのような、高品質でオリジナリティーの高いアレンジを依頼したいという方、お待ちしております!