お伊勢参り2013/10/29 23:40

江戸時代には「男一度は伊勢と吉原」と言われていたお伊勢参り。今回初めて行って参りました。

伊勢神宮の正式名称は「神宮」。つまり、「The 神宮」です。外宮に祀られているのは豊受大御神、そして内宮はあの有名な天照坐皇大御神、いわゆる天照大御神。お参りは外宮から初めて内宮に行くと良いと書かれていますが、これはきっと、外宮でまず体を慣らしてから、次に内宮の強い気を浴びに行くという意味があるのではと思っています。

しかし外宮の正宮は、何も感じず。そこに何かがいるという感じがまったくしない。もしかして、観光客に汚されすぎた? しかし外宮の一番の別宮である「多賀宮」は、結構良い気に満ちていました。今回、外宮はこれだけで終わらせて、次は内宮へ。内宮の正宮は、ぼちぼちいい感じ。観光客がうじゃうじゃ居ても、やはり良い物は良い。そこをお参りした後で、次は内宮内にある別宮「荒祭宮」。列に並んで、あと2mくらいに近寄ってからだんだんと気を感じてきました。とは言っても、あまりものすごい感じではありません。ここまでで一番すごいと思ったのは、外宮の多賀宮でした。

その後、近所にある「月讀宮」へ。これが、2kmくらいしか離れていないのに、ほとんど観光客が居ない。皆さん、別宮には興味が無いのでしょうか。

神道はここ3,4年、少しだけ興味を持っています。神道でいうアダムとイブと言えば、イザナギとイザナミ。彼らはたくさんの神を生み出しました。ここらへんの神産みの神話はなんだか面白いですよね。イザナミが吐けばそこから神々が生まれ、大便や尿からも生まれ、普通に生み出そうとしたら火の神を産んだ時に女陰をやけどして、それがもとで死んだり、それを嘆いたイザナギの涙からまた神々が生まれたり。で、内宮の天照大神は、黄泉の国に行ったイザナミをイザナギが追いかけて、失望して帰ってくる際、黄泉のケガレを清めるために禊ぎをしたときに生まれた一連の神々の最後。その神様を正宮に祀っているのに、その両親であるイザナギとイザナミを祀っていないのは良くないのではないかということで、月讀宮には伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮があります。月讀宮、月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮がお参りしやすいように横に並んでいたので、それを順にお参り。結構良いものを感じてきました。

もう一つ行きたかったのが、約40km離れた「瀧原宮」という別宮。元々ここに、天照坐皇大御神(天照大神)を祀る新宮が建てられて、その後に今の内宮が出来、そちらで祀るようになったので、元伊勢の一つです。ここはかなり別格でした。本当に聖域という感じ。外宮や内宮にお参りするなら、こちらに来たほうが良いような気がします。でも、外宮→内宮→瀧原宮の流れは、身体をだんだん慣らしていく感じで、非常に良い選択だったのだと思います。

こんな感じで、初めてのお伊勢参りを堪能してきました。次は出雲大社か? 宇佐神宮も魅力的。

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