パターン2005/12/25 11:10

 私は昔から何度も「どうしても何かができない」という夢を見てきた。例えば、電話をかけなければならないとしよう。携帯がまだ無かったその頃、私は夢の中で電話ボックスを探して歩いていた。そこへ道端からマージャンの誘いがはいる。その甘美で魅惑的な誘いはどうしても断ることができず、仕方なく(?)付き合った私は、切りの良いところで何とか逃げ出した。そしてやっと電話ボックスを見つけたが、その電話機には故障中の貼り紙が。隣の電話機には延々と長電話をする男がいた。しばらく待っても一向に会話を終わろうとしないその男を、私はブレンバスターで投げることに決めた。その結果、ようやく電話がかけられるときになって財布を見ると、今度は小銭が無い。近くで両替をしてかけようとすると、電話機の数字の並びが変で、なかなか目的の番号をダイヤルできない。そんな状態で目が覚める夢を、中学の頃から何度も見ていたのだ。内容はその都度変わるが、どうしても何かができないという点で共通の夢だった。

 30代後半にたまたま友人と夢の話になり、そんな夢を何度か見ていると言ったところ、彼女は二つの解決案を出してくれた。ひとつは他人の手を借りること。例えば電話がどうしてもできないとしたら、誰か他の人にかけてもらったらどうなのだろうか。もしくは別の手段、手紙にしてはどうだろうとも言ってくれた。それからしばらくしてまたこの手の夢を見たとき、私は友人の助言を実践することになったのだ。

 プリント、印刷などを受けている、私が働いていたオフィスのシーンだった。受付で私に大判プリンタ出力を依頼した客は「急いでいるんだけどどれくらいでできる?」と聞いた。それに対して「そうですね。2時間はかかります」と答えた私は、すぐに作業にかかろうと受付カウンターを後にした。そこへ別な客が入ってくる。仕方なく受付カウンターに向かうと、この客がしつこく、どうでもよいことを相談してくるのだ。その受付がやっと終わり「やばい、かなり急がないともう間に合わない」と思いながら、私は自分の席に戻り、マックを操作し始めた。一応断っておくが、マックといってもマクドナルドではない。パソコンのマックだ。だが、そのマックのデスクトップは異様な画面になっていて、いったいどうやってプリントすれば良いのかわからない。それでもなんとかプリンタを選択し、プリントをし始めたと思ったら、今度はプリンタの紙が切れた。このときになってやっと、自分はいつもの「どうしても何かができない」夢を見ていると悟り、友人の助言も思い出したのだ。私は早速それを実行した。

 「○○さん、悪いけどプリンタの紙を補充して」と他人の手を借りる一方では、もう一台あった同じプリンタにプリントし始めた。つまり、他人の手を借りること、別の手段を講じること、この二つを私は即座に実践したのだ。その結果、無事にプリントが始まり、大判プリンタの印字ヘッドが動く、心地よいリズミカルな音が響く中で、突然扉を開く音が鳴り響いた。店内に入ってきたのは小さな男の子。私はなぜかそのとき、すべてを理解した。この子こそが、今入ってきたこの男の子こそが、自分が今までに何度も見てきた悪夢の根源なのだと。私は湧きあがる激情に身を任せ、その子の足をつかみ、彼を振りまわしてコンクリートの床に何度も叩きつけた。その瞬間、目を覚ました私の手には彼の体温が残り、初めて人殺しをしてしまった生々しい感覚は、しばらく消えることが無かった。

「やっちゃったよ・・・」

 それ以来、この手の「どうしても何かができない」夢は見ていない。

 この夢は私に何を与えてくれたのだろう? 夢に限らず、人生には繰り返されるパターンがいくつかある。その輪廻の輪をどう断ち切ったら良いのか、一連の夢はそのヒントを与えてくれた気がする。

変なのができた2005/12/27 23:37

変な曲ができた。とりあえず目指したのは難しそうに聞こえるけど実は易しい曲。
変?
その他にも実は一曲できてしまった。こちらはごく普通のポピュラーのりだ。
12/22の曲
決して作ろうとはしていないのにだんだんできてくる。あと三曲で当初の目標だった10曲がそろう。全部できてからすべてのタイトルをまた考えよう。

青山圭秀さん2005/12/31 11:27

サイババブームの火付け役となった青山氏に今度会えるかもしれない。1/28に知人宅で演奏会をやるが、そこに来てくれる予定なのだ。サイババに関して、肯定・否定派両方の意見、体験を聞いてきた。その結果、正直言って今の私はサイババがどのような存在なのかよくわからない。いくつかの調査報告を読む限り奇跡を行っているのは信用できそうだ。一方ではいかさまやわいせつ行為をしているという報告も信頼できそう。??? サイババっていったい何者?