清田さんとギター2005/12/12 00:28

今日清田益章さんの忘年会があった。今までにないバージョンのスプーン切り(もはや折るのではない)を二回やって、歯医者に行って麻酔が効いていても、その状態で飲んでいても、とても調子が良さそうだった。またちょうど隣に座った「魂の画家」とも言える青年からすごく良い絵(写真だったが)を見せてもらった。彼の絵を是非生で見たいものだ。

ところで私が15年のブランクの後、またギターを弾き出すにあたって清田さんの影響がとても大きい。きっかけは彼が作詞・作曲した「Birthday」だった。ちょっとだけ引用させてもらおう。
Birthday--あの日に--
この曲が私の心の琴線に触れ、初めて聴いたときに涙を流してしまった。そしてどうしてもギター一本で伴奏させてもらいたくなったのだ。今から5年前、久しぶりにギターを手にして弾いたとき、私の両手はもう力が衰えていてふにゃふにゃだった。それでもなんとか、そのときでも弾ける簡単なアレンジで仕上げ、それに合わせて歌ってもらった。

それから数ヶ月、清田さんからいろいろな話を聞きながら自分でも初めてスプーンを曲げたとき、こう思った。

「こんな金属に思いを伝えられるのなら、自分の指くらい絶対に治せる!」

そして今、来年の3月くらいをめどに、演奏の仕事を受け始めようとしている。一度はすっかりあきらめたギター演奏、それがまたできることに感謝。清田さん、ありがとう!

曲名が2005/12/14 19:08

この前の「流れ」ができた後、しばらく非生産的なことはしないと思っていたのに、またできてしまった(笑)。でも、何のイメージがあったわけではなく、聞いてもあまりイメージがわかない曲で、何とタイトルをつけていいのかわからない!

前に一度、曲を吹いてもらう人(そのときはフルートの曲だった)とタイトルの相談をしたことがある。その際、最初は「思考する農夫」「ゲル状の青春」とかわけのわからない曲名がでていたが、最終的に砂漠のイメージがするということで「瞑想の砂漠」というもっともらしい曲名になった。

今回はどうしたものか。いっそのこと皆さんに聞いてみようか。誰でもいいから下の曲を聴いて、タイトルのアイデアください〜。

名無しの曲

緑色のテレビよ、さらば!2005/12/21 13:41

テレビの蛍光管のR信号が切れてからだいぶたつ。光の三原色RGBのRが出ていないとどんな画面になるか。それはくすんだ緑色の世界だ。緑色の肌、汚れた薄緑のスープ、黒い食材。食欲を増す色は明らかに赤、REDなのだということを再認識している。このテレビで見る食事はぜんぜんおいしそうに見えない。

とはいえニュースを見たりする分には問題ないので、結構何ヶ月かそのままにしていた。しかしこれからの年末年始、日頃はテレビを見ない自分でも少しは見るかもしれない。紅白の司会には仲間由紀恵さんが出るし。できればカラーで見たいものだと最近思っていた。

そして今日、ビックカメラに行ったとき、衝動的にテレビコーナーを見てしまったのだ。液晶は高くて手が出ない。そもそも、仕事の資料には何万でも必要なだけ使うが、テレビのように生活にあってもなくてもよいものに関して、私の財布の紐は非常に固い。いっそのこと8980円の14型にしようかとも思った。8畳くらいのリビングに14型。うーん、かわいいではないか。

結局散々悩んだ末に買ったのは21型で22800円。でも配送代と古いテレビの引き取りがあるので、しめて28000円ほどの無駄遣い。うう、痛い。

すべては仲間さんをカラーで見るため・・・。

出版された2005/12/23 23:14



二年前に作った「アメージング・グレース変奏曲」が出版された。1997年に数曲出版されたときは、指の問題でギターをあきらめなければならず、正直出版されてもそれほどのうれしさはなかった。その頃はギターのことを忘れて、印刷業界に専念しようとしていたので・・・。しかし今回は、自分でも弾いて広めることができる曲なだけに、ほのぼのとうれしい。

ところで「アメージング・グレース」と「アメージング・グレイス」、どちらの表記がより標準的なのだろう。発音からすると「グレイス」の方が良さそうだが。

Amazing Graceを訳すと「神の大いなる恵み」。曲自体は昔からあるが、それに神を讃える歌詞をつけたのはある牧師だ。実はこの人、牧師になる前はかなりの荒くれ男だったらしい。彼はあるとき船で奴隷を運んでいた。その際にすごい嵐に出会い、初めて神に祈ったそうだ。

「この状況から助けていただければ何でもします」と

で、助かってしまったものだからその後が大変。根が単純な人だったのだろう。彼は、奴隷を人と思わないような男ですら助けてくれた神というのは非常に懐が深い、と感心した。そして牧師になり、あの体験は神の大いなる恵みとしか思えない、ということでこの歌詞を作ったそうだ。

出版と言えば、パソコン関連の本も一冊書くことが決まっている。また近々、二冊目もOKが出てくれると思う。会社を辞めても当分退屈する暇はないようだ。

今日私は何を作ったのか2005/12/24 22:10

たけのこがあった。これは煮物でも作らねばならない。そこで買ってきたのはきのこ類と豚肉こま切れ、長ネギ。この極めて日本的な食材を煮始めてから思ったのが、このまま普通に味付けしてはワインに合わないということ。日本風のだしとかしょうゆは今ひとつワインと合わないと思う。

とりあえず余りがちだったレモン果汁を入れた。そこで思い出したのは、おいしい料理の基本は酸味と辛味、甘みのバランスだということ。辛味、辛味。冷蔵庫を見たらグリーンカレーペーストがあった。早速入れたが、このままグリーンカレー味になるのは面白くない。そこでグリーンカレーペーストは控えめにし、グリーンマサラペーストも入れてみた。この時点ですでに日本・タイ・インドが混ざったわけのわからない料理になっている。

次は甘み。みりんを入れて塩で味を調え、味見。うーん、アバンギャルドだ。もう少し洋風に傾けるためケチャップの甘みも加え、さらなる塩で調整。味見してみるとそれなりに整っているが、コクがない。そこでバター20gほどを加える。

一時間ほど味を寝かせてから味見。おいしい? 確かにおいしいと言えばおいしい。少なくともこの料理にまずいという言葉は全く似合わない。満足。だけどどこの国の料理なのか   全     然    わからない。今日私は今までにない料理を作ったのか?