サイレントノイズ2006/09/27 00:44

「サイレントノイズ」という映画を今日観て来た。最初、タイトルが変なのですぐには気がつかなかったが、これは「White Noise」という2004年1月に公開されたハリウッド映画のことだった。なぜ「ホワイト」を「サイレント」に変えてしまうのか、その感性がわからない。

それはさておき、ホワイトノイズ(この先は原題で呼ぶ)は、世界で初めてEVPを取り扱った映画で、アメリカEVP協会の知人が監修に関わったものだ。ちなみにEVPとは、録音しているときは聞こえないのに、再生すると聞こえる声。ときに、質問に答えたり、亡くなった人の名前を語ってくるので、あの世からの通信と言われている。もっと詳しく知りたい人は、下記を参照して欲しい。

http://www.asahi-net.or.jp/~qr7s-tmym/ITC/EVPS.htm

実は、今年になって初めて書いた、いわゆるスピリチュアル・ルポルタージュはこのEVPを核にしている。現在それを出版するかどうかの判断を某社に預けているのだが、ちょうどその時期にこの映画が日本でも公開されたというのは非常に興味深い。当然のことながら、編集者に「こんな映画があるから、その影響が冷めないうちに本を出しましょう」とプッシュした。

さて、そのホワイトノイズ。これから観る人のために内容は控えるが、基本的にとても好ましい内容だった。一応怖がらせるために、ちょこちょことあり得ない設定をしてはいるものの、ほとんどはそのままドキュメンタリーと言ってしまってもいいような内容だ。つまり、それだけ現実に即した映画なのだ。今はまだお台場でしかやっていないが、来月になれば新宿でもやるし、全国各地でも公開し始める。今までEVPを全く知らなかった人たちが、これを観てどんな反応を示すのかとても興味がある。

ただ、この映画はEVPという、聞きにくい音声を何とか聞き取る過程が必要な現象を扱っているため、本来、英語圏の人にしかその真価がわからない。ちょうど一ヶ月くらい前に、日本でも公開されるのを知らずに、アメリカで売っている元のDVDを買おうかと思っていた。そして今日映画を観たあとでも、字幕に邪魔されないで、頑張って英語で観たいと思ってしまった。

サイレントノイズ@映画生活
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_ しょうちゃんの映画ブログ - 2006/10/10 23:46

2006年55本目の劇場鑑賞です。「告発文書」のジェフリー・サックス監督。AV機器の映像や音声のノイズの中に異界からの“声”が紛れ込む超常現象“EVP(エレクトロニック・ヴォイス・フェノメナ=電磁音声伝達現象)”をモチーフにしたサスペンス・スリラー。EVPの存在は今...

_ bobbys☆hiro☆goo☆シネプラザ - 2006/10/15 02:09

「ザ・フォッグ」に続く
”天六ファンタティック映画祭?第2弾!”

マイケル・キートン主演
「サイレント・ノイズ」

再婚相手の妻が
自動車事故で行方不明?
亡くなったのか?
事故なのか?殺人なのか?

ミステリー&スリラーで
始まるこの作品。

死者の声が聞こえる
EVP(電磁音声伝達現象)から
妻の声が・・・

妻は何かを伝えようとしている
助けなのか?

多々の要素を散りばめて
話は展開していくが
展開するに連れて
観客の感情を「サイレント」状態に
させられてしまった。

何の為に、主人公が
行動していくのかが、理解しずらい。

不気味な黒い影
”悪霊?”も
訳のわからない人物の手を借りたりして?

斬新な要素が
見事に打ち破られた!

超自然サウンドスリラー?

そう観ている方は
感情もなく超自然に鑑賞できた。

お堅いSFと言ってもいいかも?

※マイケルキートンのスリラーと言えば
やっぱりこれでしょう!
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