ギターについて最近やっとわかったこと2008/07/05 14:39

昔のフォームはいつもamiの第二関節を90度近く曲げていた。今となってみるとそれはそれで一理あったように思う。今更後戻りはできないし、するつもりもないが。

2004年から指を自然なカーブになるように伸ばし始めて、いろいろなことがあった。その内容が最近やっと分かって来たように思う。すべてはamiの長さの差をどう吸収するかにかかっていた。私の場合miの長さの差はちょうど1cm。この差を吸収するのに和音とアルペジオ、スケールで、皆バラバラの吸収方法をとっていたため、この3パターンのフォームが違ったのだ。これらのフォーム統合が、自分でも意識しないのに自然に始まり、昨年5月に和音が弾けなくなり、11月からスケールがおかしくなって来たのだと最近理解した。

11月頃から、スケール自体は結構速く弾けるのに、その前にスケール以外の動きがひとつでもあると、ものすごく手が固まってスケールが全く弾けなくなるみたいな症状が出始めていた。今年に入ってその問題に真っ正面から挑んでいたのだが、正直最初は何が起きているのか全然分からなかった。それが本当に分かって来たのはついこの2ヶ月ほど。要はアルペジオとスケールを、無意識に全く同じ感じで弾きたかったようで、それがやっとこの二週間ほど実現できて来た。

フォーム統合がばっちり決まったときは、「ああ、だからみんなあんなに速く弾けるんだ」と納得の動き。でも、統合がいまいちうまくいっていないときの手の動きと、統合された手の動きはほとんど見分けがつかないし、まだ速い曲で気を抜くと「うっ」と手が固まってしまうときがある。

ギターの道は奥が深い。