あと11日2012/03/12 23:10

でデビューコンサート。どれくらい人が来るのかよくわからないです。
確実に来るという人だけだとちょっと寂しいような…。

当日券は500円高いので、是非みなさんsiyoh@spiritmusic.netまで予めご予約ください。

今日は、この前のリハであまりしゃべっている時間がないということを悟ったので、プログラムに書かなかったけれど、当日も話せそうにないことを少し書きます。

一曲目の《Waltz of Life》は、人生ではなく生命という意味のlifeを扱っています。「Energetic Life」はいわゆる人生。「Loneliness of Separation」でもう、死による別れの状況を描きます。「Joyful Stop」は、死んでみたら意外に楽だったみたいな曲です。でも、変な思い入れがあって亡くなると、いつまでも浄化しないんですけどね。織田信長なんか未だに浄化していないみたいだし。一方、豊臣秀吉はこの3曲目みたいな死後の世界に行ったのかも。「Vortex of Emotion」は、「もう生まれ変わりはいいや」と思った人たちが行く、形を捨ててお互いの感情がダイレクトにぶつかり合う世界。その、渦のような感情を表現しようとしています。最後の「Peaceful Destination」は、更に先の世界。本当はこれから先もまだまだあるのですが、とりあえず一曲でそれなりに浄化した世界を描いてみました。

一曲目の前に下手にしゃべるとあがるかもしれないので、無言で弾き始める予定です(笑)。

一曲目は印象派と、そのもう少し後くらいの音を使っていますが、次の《It’s all an Illusion》では、現代の作曲家がよく使うような音を使っています。この曲は特に何かをイメージして書いたわけではなく、純粋な音の世界です。タイトルはあと付けで、曲から受ける感じを元につけました。この曲は現代音楽好きの人に好評ですね。

前半のその後の曲についてはそれなりに話せるでしょう。


後半最初の《印象的な3つの時間》は、松田弦君のリクエストで書いた、ドビュッシー賛歌です。この曲か《Moon》が一般的には一番受けるかもしれません。ただ《Moon》は硬派の人も軟派な人もいいと言ってくれますが、こちらは硬派にはあまり受け入れられないかも。3曲からなりますが、1,3曲はかなりドビュッシーらしいです。

《ラヴェルの墓》は全曲を通して同じ主題を持つ、循環形式を用いています。音は機能和声を極限まで推し進めた、一見して無調に聞こえる部分が多い作品。私は自分の作品の中でとても好きなのですが、この手の曲は好き嫌いがはっきり分かれるかもしれません。

《Moon》と《東日本2011〜鎮魂歌》については、椅子を出したりしている間に話せるでしょう。

今回のプログラムの中で《アメージング・グレイス変奏曲》だけは何度か人前で弾いていますが、これはいつも好評な曲です。オバサマたちが握手を求めて「この曲が良かった」と言うとしたら、それはきっとこれでしょう(笑)。

ということで、みなさん、3/23は是非足を運んでいただければ幸いです<(_ _)>

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック