小周天2015/02/25 21:33

昨年は、指がおかしくなってきてもすぐに治すことができるようになったものの、その「すぐ」というのは3日から1週間くらいです。そのため、本番を控えていると、何かあってもそれに間に合うように治せるかどうかの不安がありました。

こういった流れとは別に、2013年の末に突然小周天ができるようになりました。小周天というのは簡単に書くと、一定の手順で体内の気を回して、気のめぐりを良くする方法です。これで以前よりもひときわ健康になってきたのですが、一方で、喉に気を通す時「オェッ!」とまるで何かを吐き出すような感じになることがときどきあるのが気になりました。

この吐き気は、もう一周か二周、気を回すと消えます。そしてすぐに、これは親指(p)の調子が悪い時に関連して起きること、その吐き気を促して一通り出し終わると、pの動きも安定することがわかってきました。

それで、調子が悪いと感じた日には意識的に小周天をして、なんだかわからないこの吐き気を促し、それを解消するようにし始めました。ところが昨年の暮れになると、小周天をしてもこの吐き気は起こらなくなり、練習中にそれが出るようになってきました。

例えばpの調子が悪い時(実際にはもうpしか調子悪くなりません)、それをしっかりと弾ける速度に落とし、フォームが崩れる限界まで速度を上げて練習していると、練習中に吐き気が出てきて、一通り「オェ」とやり終わると、速い動きにも対応できる指になっているのです。少し前にこれが頻繁になり、毎日この吐き気を通過しないと、まともな指にならない日々を過ごしていました。

先日、気の分かる人に、練習の前にこの吐き気を処理してしまう方法がないか相談したところ、小周天の変形として、手足も含めて螺旋状に気を通していくやり方を習いました。この人は人体も詳しく、手に気を通すときはこの骨に沿って、というように、かなり具体的に教えてくれます。翌日その方法をしてみたら、手に気を通している段階で吐き気が出たので、このやり方は正しいようです。

2012年に再デビューコンサートをした後も色々と不安で、実際に調子を崩したりして、演奏も控えがちでした。しかし、またおかしくなりそうなときにはその徴候をとらえていち早く処理ができるようになったので、昨年末から積極的に人前で弾くようになりました。

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